桂宮治、タクシー強盗に間違えられる

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桂宮治、タクシー強盗に間違えられるラジオ芸人の小ネタトーク

11月12日放送、TBSラジオ『これが宮治でございます』より。

桂宮治が名古屋へ落語会に行った際、乗り込んだタクシー運転手の不手際で、あやうくタクシー強盗に間違えられそうになった話を披露した。

 

桂宮治:広島行って、名古屋にそのまま昼間の会だったから、終わって移動するっていうときに、テレビ局さんが主催で全国ツアーやってて、そこの広島テレビ局さんが主催で、事業部の方たちが、女性の方々が皆お見送りをしてくれて、タクシー呼んで乗り込んで、運転手さんがいて助手席にイベンターさんがいて、主催者の方と僕を結んでくれる全国ツアーを全部企画してくれるイベンターさん。リスナーの方にすごくわかりやすく言うと、私を使って金儲けをしている人ですね。

構成作家:わはははは

桂宮治:搾取をしている人なんですけど、そういう会社があって、そこの会社の方が助手席座ってて、運転手さんの後ろに僕座って、横に前座さん座って「どうもありがとうございました。来年もよろしくします宮治さん」つって「また来年行きますから」って走り出した途端でございます。
走り出した途端、1分も経たずに、助手席に乗ってるイベンターさんの携帯電話が鳴って、さっきすぐにお見送りしてくれたテレビ局主催の方から電話で。
「あら?どうしたんだ。忘れもんですよきっと」て、前座さんに「ちゃんと楽屋チェックしなきゃ駄目だよ。忘れ物も出たばっかだから、Uターンしてもらってね、忘れ物か何か取りに行きましょうよ」みたいな。
そしたら、なんかすごく深刻に「え!本当ですか。ちょっと待ってください」って。「どうしたんですか」って言ったら、イベンターさんが「運転手さん、大変です!タクシーの上の、あのランプ。あそこが今『助けて!助けて!助けて!』って光ってるみたいなんで、すぐに消してください!」って。

構成作家:あはははは

桂宮治:タクシー強盗に遭ったときに、強盗に気がつかれないようにね、なんかボタン押すと上のランプがバスとかも今あるんすよね。「助けて!助けて!ヘルプ!助けて!」って赤くなって出るやつ。犯人に気がつかれないように。それを運転手さんが何か押しちゃってたみたいで、発車して、テレビ局の人たちが、「どうもありがとうございました!」ってお辞儀して、ぱっと頭を上げて、走り去っていくタクシーが「助けて!助けて!助けて!」って。すぐ電話して「もう駄目です。捕まっちゃいますから」

構成作家:あははははは

桂宮治:そんなことあるかよって、これ実話ですよ。こっから喋ることも俺一切盛ってないんだけど、そのイベンターさんが、「ちょっと運転手さん、これこれこういうわけだから、消してください。『ヘルプ!助けて!助けてください!』出てるんで」って。
そしたら、結構ご年配の方だったんすけど、そんなボタンを押したことがないらしくて、当たり前ですよね。押したことがないし、でも何かボタンが消し方もわかんなかったらしい。多分教わってんだろうけど、でも「どれを!どれを!」って走りながら、「どれを!どれを!」ってカチャってやると、バイパーが「ウィーン、ウィーン」って。

構成作家:あははははは

桂宮治:今度はウォッシャー液がピューピューって。もうパニックになりすぎなんすよ。「ちょっと待って、消します!消します!」って、今度ハザード付けやがって(笑)違う!付けるんじゃねー!消してくれって何度も言って、「ちょっと待って、ちょっと待ってください!」って本当にもうテンパっちゃった運転手さんが僕たちに最高の一言……「助けて!」っつったんすよ。

(一同爆笑)

桂宮治:いや俺たちが助けてもらいたい運転手さん(笑)俺たちが助けてもらいたい。いや、とにかく停めてくれ、停めてくれっつって。道に停めて、路肩に停めて、何かいろいろやって、やっと止まったんすよ。消えたらしい。「消えました!」って。「止まったはずです」って。
捕まるとこでした僕たちは。「もう行きましょう」って言ったら、反対車線をそのときに「助けて!助けて!」が出てるときに消防車が緊急じゃないときの消防車が通ってたみたいで、後ろにでっかい消防車が1台停まって屈強な消防隊が4人おりてきたんすよ。降りてきて、「大丈夫ですか!運転手さん」って。

構成作家:あはははは

桂宮治:これ盛ってないっすよ(笑)本当に事実は小説より奇なりです。リアルに「大丈夫ですか!」って僕たちの方見ながら「何なんですか!」って。僕を見た消防隊員が、僕だと認識したんでしょうね。認識したんですよ、名前言ったから。「宮地さん、何やったんですか!」

(一同爆笑)

桂宮治:何もやってねーわ(笑)馬鹿じゃねかって。やらかしやがった運転手さん。もうそれで「大丈夫ですから」って言って。「間違って押したみたいですよ」って走り去って、もう思い出すだけで俺もう笑いが止まらなくて。

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