8月12日放送TBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』より。
羽生結弦の結婚発表のやり方が、シソンヌじろうの影響を強く受けていた事を能町みね子が指摘。SNSでのファンに対する壮大なメッセージを紹介して、ナイツを驚愕させた。
能町みね子：私、最近結婚報告文が新時代に達してるなって・・・
塙宣之：あなただけでしょ。
土屋伸之：結婚報告文新時代突入！?
能町みね子：新時代突入なんですよ。今年のまず、すごく私注目したのはシソンヌじろうさんの結婚報告文なんですけど。
塙宣之：知らないよそんなのあった？
能町みね子：シソンヌじろうさんが結婚を報告したんですけど、結構芸人さんって、自分がどこで結婚報告するか大事じゃないかって大事なんです。
塙宣之：ラジオとか。
能町みね子：ラジオとか割とコアなファンがいるところでいう方多いんですけど、じろうさんは地元の東奥日報って青森だけの新聞の連載で・・・
土屋伸之：青森ね。
能町みね子：あれが最初だったんですよ。しかも普段は何か青森での思い出とか、普段のこととかを書く連載なんですけど、そこで冒頭の五、六行だけで「人生いろんな選択がありますが、結婚するを選んでみました。今までいなかったような視点のネタなんか思いつくといいですね」なんて書いて。
塙宣之：そんなさらっと・・・
能町みね子：そんなさらっと書いて、その後何にも結婚の話書かないんです。普通の連載のいつもの感じになってて。
塙宣之：だからあんまりなんか知らないのかな。
能町みね子：そう、知られてなくてもちろん相手のことも全く喋らずだったんで、羽生さんそのパターンなんですよ。
塙宣之：シソンヌじろうパターン？
能町みね子：そうなんです。羽生さんはシソンヌじろう派なんです。
土屋伸之：青森日報で？
塙宣之：じろう型ですか？
土屋伸之：文章が？
能町みね子：そう。SNSなんですけど「このたび私羽生結弦は入籍する運びとなりました」って最初の3行目で書いた後、あとはファンへの感謝しか書いてない。
土屋伸之：なるほど。
能町みね子：相手のこと一切書かない。どこで出会ったとかも一切なく・・・なんかいつまにか読んでるうちに、何の話聞いてたんだっけって感じになってきて、「皆さんありがとうございます」って話がどんどんどんどん壮大になってて、なんでちょっと私線引いてきたんですけど「これからも今後の人生も応援してくださる皆様と、スケートとともに、全力で、前へと生きていきます。
そして、支えてくださいました方々、これからも支えてくださる方々への感謝の気持ちとともに、皆様の全てを最高の形にできるように滑り続けます」って言ってて。
塙宣之：すげーな。
能町みね子：皆様の全てを最高の形にする滑りって何だろう・・・。
土屋伸之：そうですね。まぁ羽生さんしか言えないですね。
塙宣之：出川さんみたいな・・・わかんないすけど、芸人だと、それができてるのは。
能町みね子：冷静に考えると何を言ってるのかわからない。
塙宣之：途中でわかんなくなってる。自分で。
土屋伸之：思いはすごい。やっぱりファンへの愛はすごいですよ。
能町みね子：すごい壮大なものを読んだなと思うんですけど、なんか最後まで読んで「あれ、結婚の話どこいった？」って。
土屋伸之：本当ですね。これを家族と一緒にとか、新しい家族とか・・・そうなりがちですけど。
能町みね子：「見守っていてください」とかもなりそうなのに、一切そういうことなくて、最初の3行で終わりなんですよ。
塙宣之：これを人は一番喜ぶのかな。
土屋伸之：結局ファンは応援せざるを得ないここまで言われたらね。
能町みね子：やっぱりファンはねいろんな感情を持ってるから正直ちょっと嫉妬したりとかなくもない。
塙宣之：そんなロスになんないですもんね。
能町みね子：そうなんです。なんかこんなにごまかされると・・・
出水麻衣：もうなんかそれでいいかなって（笑）
塙宣之：報道されないのが凄いよね。わかんないもんね。
能町みね子：わかんないんだけど、これ読んじゃうと、何か突き止めるの野暮だねみたいな。
土屋伸之：そうね。相手誰だとか。
能町みね子：だからもうこういう新時代が来てるんですよ。
土屋伸之：そうかもう本人は遥か前、先を見ちゃう。
能町みね子：そうですね。でもそれの一番最初の目安になったのはシソンヌじろうさんの・・・
土屋伸之：誰も気づいてないけどそれは（笑）
能町みね子：シソンヌじろうさんの偉大さをちょっと皆さんに分かってもらいたくて・・・