伊集院光が松本人志を驚かせた落語の持ちネタ数…「松本さん、僕と枝雀師匠のクオリティは違うんです」

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伊集院光が松本人志を驚かせた落語の持ちネタ数…「松本さん、僕と枝雀師匠のクオリティは違うんです」ラジオ芸人の小ネタトーク

10月2日放送、TBSラジオ『JUNK 伊集院光深夜の馬鹿力』より。

伊集院光が『水曜日のダウンタウン』の収録後、松本人志を中心にした豪華メンバーで食事に行った話を披露。そこで松本から落語の話を振られて、70本は出来ると盛ったが、松本を過剰に驚かせてしまったことを明かした。

 

伊集院光:水曜日のダウンタウンの撮りがあって、その後プロデューサーさんが「この後ご飯みんな食べ行くけど、伊集院くんも行く?」みたいなことをあらかじめ収録前に誘われて、ちょっと俺もうドキドキしちゃって、ダウンタウンの松本さん、俺たち世代はやっぱその松本さんだよ。たけしさんに始まり松本さんだよ。

で、ご飯誘われて、矢作くんも。このメンツすごくない?すごいところは、まず吉本が1人もいないっていう。吉本絶対いそうじゃん。ここには絶対いそうじゃん。おそらく吉本の人だがいたら俺、もうちょっと萎縮してると思うんだよ。なんか俺よりよく知ってる人がいて、すごい近い人がいて、そこがもう盛り上げ隊長として決まってるんだったら、俺は多分聞く人になってると思うんだけど、このメンツってなんかよくわからないっていうか。

最初は番組一緒に出てた俺と矢作くんとバカリズムと松本さんと、そのTBSのプロデューサーっていう組み合わせで行ったんだけど、ここに(ウエストランド)井口が合流するんだけどね。このメンツってさ、豪華っていうけど番組に絶対ならないじゃん。

何か足らないもん。この番組絶対足りない。どう考えて足りないし。このメンツだけで番組やろうとしたら「これ本当に盛り上がるの?」っていうなるメンバーなんだけど。なんか逆にそれが井口くんが来た理由っていうのがこれが井口く嬉しかったと思うんだよね。

最初ご飯食べる。バカリズムくんがお酒飲まないから。松本さんいるから飲まなきゃいけないってなっても良くないからっていうんで、ご飯食べようとなってご飯食べた。最初みんなでご飯食べてたら、松本さん「何なんかの収録で井口くんがすごい良かったんだ」って言って、そのもっと盛り上がっていいとか、井口くんがよくやってたって井口くんをめちゃめちゃ褒めてた。

そしたら、このTBSのプロデューサーの人が、井口はさぞ嬉しいだろうっていうことで電話をかけたら、井口くんが来た。井口くんが何も知らないできて、井口くん自身はそんなに褒められてると思わないどころか、自分はその番組でこういうふうに振舞ったのがよかったのかどうかもわかってないところに、もう俺たち嫉妬するぐらいその1次会とご飯の席で褒められたよってなって。

プロデューサーもおそらく吉本ゼロの松本さんの食事会っていうことがテンション相当上がってて、なんか珍しいメンツは元々は『水曜日のダウンタウン』にこのメンバーで出たからの流れにちょっとずつたされてたと思う。

俺もう聞きたいこと全部聞こうと思って、もう呼ばれなくてもいいやと思って、これから呼ばれなくても聞きたいこと全部聞こうって、結構聞いて松本もいろんな話ししてくれて、多分最初にプロデューサーが機嫌よくなっちゃったのと、2次会も行こうとかその後今度食事終わったからお酒飲み行こうつって。

松本さん偉いなと思うんだけど、そこが俺と違うところで、ここで行きたくない人がいたら上手に帰れるようにっていうのもかなり画策してくれるし、もっと言うとバカリズムがお酒を飲まないから、このあとお酒どうするっていう感じとかをきちんとその松本さん配慮するんだけど、バカリズムも行きたいって言って。

バカリズムくんのすごいところはそういうメンバーがガブガブ酒飲んでるときに、無理に飲もうともう無理に飲まないもしなくて、もっと言うと口数少ないんだけど、気を使わせないっていうか楽しそうにしてるのがうまい…本心から楽しかったんだろうから。

プロデューサーが結構芸論に行ったりとか、「こんなことあってさ」って話になったりとか、俺なんか胸熱なっちゃったのは松本さんが「こういうことをしたいんだ、ああいうことをしたいんだ」ってことを言うのが、俺からすると、あの日、あの年であの人であの位置でやりたいことあるっていうのが俺の中ではやっぱ相当熱くて、疲れたり虚しいとかなってる場合じゃねなみたいなものをくれるわけで。

そんな感じでやっててずっとやってて、俺の中に心に突き刺さってるものがあって、松本さんが「伊集院は落語はどれぐらいできんの?」って聞いてくれて嬉しくて、本当は50…これネタ数50ぐらいあるんだけど、「70です」って嘘ついて、ちょっと盛って、「70です」って言ったらびっくりするぐらい松本さんが「70できんのかい!」って、「おいおいおいおい!」ってなって、ちゃんと習ったのは50だけども、後から師匠が「これとこれもやったらいいよ」って言ったのも入れると70出しぐらいのところふわふわってしてたら、松本さんが「枝雀師匠かて50やで」って言い出した。

それは松本さん違うんすよ。枝雀師匠は誰もが認める、もう枝雀の後にも枝雀の先にも枝雀はいないっていうぐらいのすごい落語家です。すごい落語家なのにも関わらず、自分の芸に悩みに悩んで最後は自死してしまうような人なんです。枝雀師匠ができるというふうに勘定するやつは、基本的にはもういつ言われて、誰に聞かせても、その聞いた人も自分ももう満足しますというクオリティのネタが50ですということなんです。

もう松本さんがその枝雀の50本と、俺の盛った70本、しかもう数え方が違うやつだよっていう。数え方の違うやつをクラスでさ、掃除の時間とかにさ、あのはしゃいでさ、ほうきで消しゴムって野球やったことある?ベーブ・ルースってあれ入れてないでしょ?おそらくベーブ・ルース714本にあれ入れてないと思うんだよね。俺あれだけのやつってあるから(笑)枝雀師匠の場外ホームラン50本に対して俺の70本はあれ入っちゃうから。ゴミ箱に当たったらホームランっていうあのホームランも6本含まれてるから。すいませんでした!

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