9月4日放送、TBSラジオ『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』より。
バスケットワールドカップでの馬瓜エブリンの感情が入ってしまう解説を聞いて、伊集院光は阪神大震災の時のNHKアナウンサーの中継を例にとり、我慢しながらも感情が入ってしまう方が起こっている事が伝わりやすいと語った。
伊集院光:馬瓜エブリン選手・・・・名古屋の番組で何度もお会いして、今度一緒にブロンコビリーに行きましょうぐらいの仲には(笑)ブロンコビリーっていうファミレスとかステーキ屋さんがあるんだけど、その馬瓜エブリンさんの解説してる試合も良くて、もうそら嬉しいよ。そりゃ嬉しいし興奮するんだけれども、ちゃんと解説しなきゃっていうのと、あと多分フィールド上でもそうなんだろうなって思う・・・3ポイントが外れたときの「大丈夫!大丈夫!」っていうお母さんみたいな(笑)「もう大丈夫だから」って言いながら、ちゃんと解説をしなきゃとか。嬉しいときは嬉しいし怖いときは怖いという。
なんかね、それはアナウンサーさんでも解説の人でもそうなんだけど、そのまま大騒ぎする人よりは・・・なんですか河野くん。松木批判みたいなそういう顔で見るのはよくないです(笑)何そういうことを言ってるんじゃないんで、僕はそういうこと、個人の話をしてるんじゃないんで。僕の好みの話をしてるんでちょっといいですか。いいですか本当にええ(笑)
頑張ってもこぼれるときに、何か全てのことが表れるような気がするんですよ、なんか。ストレートにこれは私は解説なんだからみんなにちゃんと今、戦術を変えましたを言わなきゃならないんだけれども、やっぱりその中にはハラハラする要素があったりとか、一生懸命解説しようとしたら、あまりにスピーディーに日本が点入れてくから、もう解説する時間がありませんみたいな困り方が途中出てくるようなやつが、本当にすごさみたいのをが伝わるところだなって思うんだよね。
この例えが合ってるかどうかはわからないけど、阪神大震災のときにNHKのアナウンサーは冷静に全て冷静にって言われてるにも関わらず、目の前で焼け落ちる民家の前でもう涙声になってくる。そのトーンは冷静なんだけど。そのときにとてつもないことが起きているっていうのが一番伝わるっていう。
いつもそれが普通に思ったままのテンションで言ってる人の、それも伝わるけれども、何かその我慢して我慢してそのこぼれてくる感じっていうのは、やっぱりなんかより今、そこで何が起こってるかを教えてくれるなと思いました。