７月２１日放送TBSラジオ「伊集院光とらじおと」より。
熊本地震の際、「動物園からライオンが逃げた」とツイッターでデマを流した男が逮捕された時間を受けて、伊集院光が、この男は一生フルネームがネットに残る事が何故分からなかったのかと指摘。今後いたずらで済まされない為に徹底的に逮捕や報道をやって欲しいと語った。
伊集院光：
熊本地震の時にツイッターで「ライオンが逃げた」と、それも巧妙な合成写真を熊本の人が見たら分かるような風景に、ライオンがポツンといる合成写真を付けて、ツイッターで拡散したという人が逮捕されたんですね。
中村尚登：
はい。
伊集院光：
こういうの思うんですけど、愉快犯でいたずらでやったと本人も言ってますけど、「これやるとみんな驚くぞ」、「みんな見てるし、ツイッターっていうのは凄いスピードで広まるぞ」ってのが分かるからこういういたずらするわけじゃないですか。
嗣永桃子：
うん。
伊集院光：
「俺の見つけてきた、俺の作った合成写真が、俺の考えた嘘が広まるぞ」と思うのに、結果こういう事になって自分が、こういう犯罪を犯したフルネームが、一生ネットに残るって事の想像がどうしてつかないんだろうって思う。
有馬隼人：
はい。
伊集院光：
このバランスの悪さなんだよね。僕はこういう事を徹底的にやってもらって、逮捕してもらって、そしてちゃんとニュースで取り上げるということを続けていって欲しいんですね。ある程度、いたずらで済むとは思わない世の中にしていかないと、現に今も都知事候補の人達に殺害予告を出しちゃったりするでしょ。
嗣永桃子：
はい。
伊集院光：
でも「逮捕されるんですよ」って。ちょっとしたノートの落書き、黒板の落書き程度の話じゃ済まないので、だって彼は今後、このフルネーム検索すればいつでも出てくるでしょ。この事件と関連して出てくるようになっちゃうから。なんでねぇ…今回は、偽計業務妨害？
中村尚登：
偽計業務妨害。要するに動物園の仕事を邪魔したという事ですよね。ツイッターでそういう事で、今回の地震の事で邪魔をしたというのは初めてですけどもね。
伊集院光：
うーん。
中村尚登：
僅かな時間の間に２万件、リツイートで拡散しちゃったらしいですから。
伊集院光：
ビックリしたでしょうからね。地震でパニックになってる時に。しかもこの写真を作った人自体は分かりませんけども、この写真も見ると「本当なんじゃない？」と思っちゃうような写真。
有馬隼人：
地震で大変な時に市の職員が対応で追われて、非常に迷惑がかかったという事ですよね。