4月27日放送「JUNK山里亮太の不毛な議論」より。
前の時間帯の番組『Session-22』に出演していた池上彰と荻上チキが乱入。池上彰が山里亮太を相手に『AKB48を経済的な分析』を語り、AKBが繁栄している理由を解説した。
池上彰:
何かお題を与えて頂ければ1分間でニュースを解説しますが。
荻上チキ:
またやるんですか(笑)
山里亮太:
チキさんのリベンジで。そして三つどもえになった時の僕のペラペラさがバレる(笑)
荻上チキ:
あぁ、そうか。山ちゃんにもニュース解説してもらえるとね、でもアイドルネタだったら絶対負けないですよ、山ちゃんは。
山里亮太:
いやいや、池上さんは例えばワイドショーとかで、「ちょっと語ってくださいよ」とか言っても、何かそこの情報持ってたりするんで、結局どこが穴なのか分かんないですよ。全く興味ない事って無いんですか?「このジャンルで勝負されたら嫌だな」っていう事って。
池上彰:
やっぱりスポーツはあんまり興味ないですね。今日、広島カープが買ってよかったなぐらいは思ってますけど。
山里亮太:
あぁ、スポーツで勝てるやつなにかあったかなぁ
荻上チキ:
ははは
池上彰:
大体、スポーツはダメですね。苦手だし。芸能関係もあんまりだめですよ。
荻上チキ:
でもアイドルは斬るでしょ
山里亮太:
池上さんがアイドルを斬るってのは、あんまり聞いた事ないですけどね。
池上彰:
あのね、東京工業大学の授業で、『AKB48の総選挙の経済学的な分析』やったことあります。
山里亮太:
へーっ
荻上チキ:
経済学的な分析ってどうやるんですか?
池上彰:
要するに、例えば昔で言えば、それこそ美空ひばりだったり、都はるみだったりとう人が圧倒的なCD…あの頃はレコードを売り上げていた。今みんな、それぞれ関心が分散してきて、本当に物凄いベストセラー歌手っていなくなった時に、AKB48は全体としてCDが売れればいいってことでしょ。
山里亮太:
はい。
池上彰:
だから、個別の、それぞれの人が、趣味とか関心が分散してきた時に、「全体としてCDを売り上げするにはどうしたらいいか」ってことを考えるとか。
荻上チキ:
なるほど。
山里亮太:
へーっ
池上彰:
あるいはAKB48ってみんな、所属プロダクションって違うでしょ。
山里亮太:
はい。違うんですよね。
池上彰:
という事は、どこのプロダクションも、要するにAKB48が潰れてしまったら困るわけでしょ。
荻上チキ:
うん。
池上彰:
足の引っ張り合いにならないんですよ。皆で盛り上げて行こうってなるわけでしょ。
山里亮太:
ああっ!
荻上チキ:
自分のとこのプロダクションの子も、より押し出していこうっていう風に、それぞれのアイドル間の競争が、事務所間の競争に加速されるという。
池上彰:
そう。
山里亮太:
番組が乗っ取られたぁ!『Session-22』にぃ!(一同笑)そして、この瞬間、凄い面白い話だった(笑)どうしよう。俺が今から聞ける話って「ベッキーの手紙の事どう思いますか」っていう…
池上彰:
ははは
荻上チキ:
さっき文春については語ってましたけどね。
池上彰:
そうです。
山里亮太:
文春の事も、池上さん色々知ってるんですもんね。なんで文春があんなスクープできるのかとかも、全部知ってるんですもんね。
池上彰:
この間、山ちゃんに解説しましたね。
山里亮太:
教えもらいました。
荻上チキ:
やっぱさすがですね。今日はそんな池上さんに学ばせていただいたんで、このあとは山ちゃんに笑わせていただいて、リラックスさせていただこうと思ってます。
山里亮太:
それじゃ、私、この後一生懸命がんばります(笑)