伊集院光、福島原発避難児童のイジメ問題に言及…「報道を見てハッとする子供達もいるかもしれない」

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伊集院光、福島原発避難児童のイジメ問題に言及…「報道を見てハッとする子供達もいるかもしれない」ラジオ芸人の小ネタトーク12月5日放送TBSラジオ『伊集院光とらじおと』より。

福島原発事故で自主避難した少年が担任の教諭から『菌』と呼ばれていた事件を受け、伊集院光がこの報道を見て他のイジメを自覚してない子供達が気づく事もあるかもしれないと指摘。更に、この担任教諭が世間から『袋叩き』というイジメにあっていないかという意識も必要だと語った。

 

伊集院光:

イジメでね、学校の先生が『何々菌』っていう呼び方をしてた…もう言語道断で、寧ろ、今子供のイジメは多様化してるので、昔みたいに『触ったら伝染る』とか『何々菌』とか違う、ある意味工夫した分かりにくいあだ名でいじめる事がありますから先生方注意してくださいねっていうところだと思うんです。

そこが『菌』とは言われてるけども、それがイジメと思わなかったみたいなとこは言い訳として成り立ってないです。

これはとてもデリケートな事だと僕は思うんですよ。今回、この事がニュースで取り上げられると他の子が「僕も菌と呼ばれている」と言い出すの。その子はそれまでそれを『イジメ』とはあまり自覚してない。『菌』と言ってる側がどういうつもりで言ってるかは別として、その子は今迄あまり自覚してないのに、報道を見て「僕はイジメを受けてるんだ」っていう事が分かっちゃうって事があるんだって事を、僕はハッとしたんだよね。凄くハッとしたんだよね。

寧ろ、イジメだと思わないで言ってた子が「俺はイジメをしちゃってたんだ」と思ってハッとする方はあるべきなんだけど、とても子供達はデリケートなので、ちょっとこういう事も頭に入れて僕らは発言していかないといけないなっていうのはちょっと思いますね。

あとこの先生に対してどうしていくのかっていう…「辞めろ!辞めろ!」っていう事なのか、この経験を踏まえてもう一歩いい先生になってくれっていう北風で対応するのか、太陽で対応するのかっていう…このみんなが一斉に責める中にいつも自問自答する…「俺はこの先生を袋叩きにしてはいないか」っていう意識もバランスよく持っていかないと、なんかね…深い闇を見てたら、向こうから覗かれてたって言う事になるんじゃないかと思いますね。

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