2月6日放送TBSラジオ「JUNK伊集院光深夜の馬鹿力」より。
ボタンを押すだけで物が注文できるアマゾンダッシュに関して、データが集積されてビッグデータになった時の便利さと怖さについて伊集院光が言及した。
伊集院光:
アマゾンとかがドンドンみんなにとって便利になっていく。その先にあるもの、目指すものみたいな形を詳しい人と会って、「へへーっ」って思って聞いてたんだけど、もうスマホとかパソコンとか持って無くても、例えば実家に帰った時に設定してあげると、アマゾンGOでいいんだっけ?ボタン押すと、ちっちゃい…アマゾンダッシュ!
アマゾンダッシュって言って、例えばファブリーズの物理的なボタンを洗濯物置き場の横だったり、クローゼットの横に置いておくと、ボタンをピッと押すとファブリーズが1ケース注文されてすぐ届くみたいな。ありとあらゆる物を世界中の皆がアマゾンで買うみたいな世界を目指すわけじゃん。
そうすると、伊集院家では、渡辺家ではどれくらいのペースでファブリーズが減るっていうデータが出るじゃん。「ここは何ヶ月に1回ぐらいファブリーズを減らします」…奇しくも伊集院家の主人も渡辺家の長男もクセーから(構成作家爆笑)その、「夏場ファブリーズスゲー上がります(笑)冬場下がります」みたいな事が分かるじゃない。
そうすると、その町の皆がアマゾンで買うようになると、「この町では1ヶ月にどれくらいの量のファブリーズが消費されます」みたいな事が分かるわけですよね。データとして。そうするとここの配達所には予想に過不足無い程度のファブリーズを予め置いとく事が出来るじゃないですか。
それがドンドンビッグデータになっていくと、「今年は夏が暑い」という気象データと合わせていくと、「多分、伊集院さんとこの旦那、フル回転ですよっていう事で異臭を放ち続けるビッグ異臭になりますから、あいつ」って(構成作家笑)だからもう「多めに」とかをやれるわけですよね。
それともっと色んな物に関しても、この町で漫画で言えば『極道めし』の前の巻までを買ってる人が何人いるという事は『極道めし』の新巻は大体この町で何冊ぐらいとか分かるわけですよね。
更には『オススメ』みたいなのも知らされていくってなった時に、これを「便利」と言うのか、「何か気持ち悪い」と言うのかの難しいところ…もちろんその先はかなり推測になっていくんだけど、今言った気温のデータとかインフルエンザの流行り方とか、花粉の飛び方ってやっていくと、「ティッシュ多めに伊集院家のとこに運んどこうぜ」みたいな事い対して、まんまと俺はティッシュを買っていくわけですよね。
あと、「あいつHなDVDポチってる」って時でも、ティッシュ多めになるわけですよね(笑)…なんでしょう?(構成作家笑)便利?便利かな。便利なのかな。