伊集院光、山本昌投手の今季初登板について語る「年齢とかじゃなくて、やれるって思いたい」

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伊集院光、山本昌投手の今季初登板について語る「年齢とかじゃなくて、やれるって思いたい」ラジオ芸人の小ネタトーク8月10日放送「JUNK伊集院光深夜の馬鹿力」より。

球界最年長投手の中日の山本昌今季初登板と知り、急きょ名古屋へ駆けつけた伊集院光。名古屋のテレビのスタッフに頼んでなんとかチケットを入手。苦労して観戦した時のエピソードトーク。更に高齢で挑む山本昌を深夜放送の自分の立場に置き換えて語った。

 

伊集院光:

レジェンドなんです。山本昌さん。今日日付変わってお誕生日かな?50歳です。プロ野球選手でピッチャーっていったら、多分30代後半・・・40乗るのが本来珍しいんですよ。元々プロ野球のピッチャーって35越えたら御の字なんですよ。

山本昌投手は18でプロ入りですから、31、2年なんですよ。もう。凄くない?全て何かすれば変な話、マウンド上で緊張のあまり小ゲロ吐いちゃっても最年長小ゲロ(構成作家爆笑)大ゲロ吐いちゃっても最年長大ゲロなんですよ。

何をやっても、ヒットを打とうがフォアボールを選ぼうが、打席に入ろうがそんな人はいないんです。まして勝っちゃえばメジャーリーガーのモイヤー投手ってのを抜いて新記録になりますよって段階でついに登板だって事になって。

名古屋の番組のスタッフの人がわざわざ来てくれて、急にどうもすいませんって言って「とりあえずお弁当でも。買ってきましたから」って・・・あ、そういうんじゃないんです。僕にとっては今日は伝説を見に来てるので、山本昌の1球も見逃したくないんで、買っておいてもらって悪いですけどお弁当はいいですって言いながら・・・もうグッとくるんだよ。

山本昌がベンチ前でキャッチボールやってるのも、どことなく緊張してるようにも見える。取材にいってる名古屋のスタッフの人に聞くに、やっぱり相当緊張してるように見えますって言うのね。

僕らからしてみたらいち登板いち登板が記録だけど、向こうからしてみればいち登板、いち登板が限界へのチャレンジだから。

で、マウンドいってさ。トップバッター三球三振ですよ。うわーと思って。そのあとヒット打たれたり、ちょっと俺が山本昌びいきになってるから、それは捕ってやれよ!みたいなのがありながら。

点取られるんだけど、ヤクルト打線の1番から5,6番まですごいバッター揃ってる中で、そこから2三振取り1回が終わって、2回の表に急に山本昌投手が首をひねって、一度ベンチに相談に帰り、そのまま降板するという・・・。

どうもスポーツニュースのスタッフに聞いたら、あまりに緊張して、あまりに気合入っちゃって、思い切り振りかぶって、手を思い切り後ろに引っ張った時に自分のももに指をぶつけて突き指しちゃったらしいんだよね(構成作家爆笑)

・・・気づいたら弁当食ってたね(放送作家爆笑)もうやる事が何もない。もうその時点でやる事が何もない。22球で降板だからね(笑)

(新幹線の)グリーンしか空いてないんだよ。往復3万円だよ。やる事が何もない(笑)

でも突き指で良かったって言い方はヘンだけど、致命的な大怪我だったら次の登板が考えられなくなっちゃったりするし。いつ引退したっておかしくないんだから。

変な言い方だけど思うんだよ。47歳でラジオの深夜放送やってるのどうなの?ってちょっと思うのよ。山本昌さんみたいな人を見てるとそういう事じゃねーなって、年齢とかじゃなくて、やれるって思いたいし、やってていいて言われたらやりたいみたいなとこがあるから。

今までいない事がから自分しかいないじゃん。自分がやろうと思えるかどうかしかないわけじゃんか。

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