既婚の息子が外で子供を作っていた!うろたえる母親に対して“子離れ”を指南

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既婚の息子が外で子供を作っていた!うろたえる母親に対して“子離れ”を指南ラジオのことば

11月12日『テレフォン人生相談』より。

相談者は65歳女性。夫とは約20年前に離婚。息子夫婦と同居していたが、その夫婦も離婚。嫁は子供を連れて家を出て、息子も他の女性との間に子供を作り、家を出ていった。
しかも息子は元嫁との離婚前に今の女性と既に交際していた事実が発覚。うろたえる母は、元嫁にこのことを伝えるのが筋じゃないかという相談。
対する今井通子さんと大迫恵美子先生が、この母子と嫁との関係の中の闇を指摘する。

パーソナリティ:今井通子
回答者:大迫恵美子(弁護士)

今井通子:もしもし、テレフォン人生相談です。

相談者:はい。

今井通子:今日はどういったご相談ですか?

相談者:私の息子が離婚をしました。そして離婚した後に、カミングアウトっていうか報告があったんですけども、「同棲してる人がいて、子供も生まれた」っという。

今井通子:息子さんが離婚なされたのは、どれくらい前なの?

相談者:半年ぐらい前ですね。

今井通子:半年前。

相談者:はい。

今井通子:で、お子さんが産まれたのは、どれくらい前なの?

相談者:一ヶ月くらい前か・・・

今井通子:一ヶ月前。

相談者:はい。離婚したいって話が出てたのは、もう2,3年くらい前から言ってたんですけども、子供が二人いるんで、「子供のためにも別れないでくれ」って散々言ってたんですよ。

今井通子:はい。

相談者:お嫁さんも「別れたくない」って言ってたから、「再構築して頑張ってよ」って話して、私土下座までしてお願いしたんだけど、「無理、無理」ってずっと言い張ってて、結局お嫁さんも折れてしまって、離婚したんですよ。それで、お嫁さんと私は同居してたんですけど、結局一緒に暮らしてた家族みんなバラバラになってしまったっていう感じで、私今一人ぐらいしてるんですけど、離婚が成立して、その後に息子から報告があって、「実は今好きな人がいて、その彼女との間に子供が出来た」っていう報告を受けたんですね。

今井通子:はい。

相談者:だから、息子はもうそっちの方と一緒になりたいから、離婚したかったんだなぁっていう感じだったんですよ。

今井通子:はい。

相談者:私、そんな事が出来る息子とは思わなかったから、ホント・・・何故か、まさかっていう感じで、もうビックリしちゃったんですけど、子供ももう産まれてしまったから、なんとも言えないし、私としては、まぁみんな自分の孫だから同じ風にかわいいとは思うんですけども、そんな事して息子・・・いいの?って感じで、元お嫁ちゃんに対してもちゃんと償い・・・なんて言ったらいいのかなぁ、同じ市内に住んでるんで、いずれは分かると思うんですよ。だから「ちゃんとそういう事も話さなきゃいけないんじゃないの?」って言ってるんですけど、息子としては「気が付かなければそれでいい」って感じででいたんだけど、私も「それじゃだめだよ」って言ったら、「じゃ何日かして正直に話す」って言ったんですけども、元お嫁ちゃんがそれで許してくれるのか、それが心配で、離婚の話が出た時も包丁持ってきて「死んでやる」とか言ったり、「窓から飛び降りる」とか言ったり、息子を散々困らせて、感情の激しい女性なんで、そんな事聞いたらどうなっちゃうのか心配ですし、親として何と言っていいのかも分からない・・・ホント私はみんなに幸せになって欲しいんですよ。お嫁ちゃんも気の強い人だったけど、息子ともう別れてしまったんだから、また新しい幸せを作ってもらいたいし、どうしたらいいのかと思って・・・

今井通子:それがご相談ですか?

相談者:そうですね。

今井通子:まずあなたおいくつですか?

相談者:私は65です。

今井通子:65歳。ご主人いらっしゃいますか?

相談者:おりません。実は主人もやはり浮気して離婚したんです。

今井通子:何年前くらい?

相談者:離婚はもう20年前くらい。

今井通子:息子さん、お一人?

相談者:3人です。

今井通子:息子さんが3人もいらっしゃるの?

相談者:はい。3人の末っ子の問題なんです。お兄ちゃん達は「親父と同じ事してるのかよ!」って凄く怒ってるんですよ。

今井通子:あー、なるほどね。それでお嫁さんとあなたは仲良かったわけね。今の話だと。

相談者:お嫁さんとも・・・あんまり・・・良くは無かったんですよ。とにかく私に何もさせてくれないお嫁さんだったので、そういう雰囲気も息子は凄く嫌がってたんですね。直して欲しいっていう事を散々言ってたみないなんですけども。

今井通子:お嫁さんとも仲良くは無かったんだ。

相談者:一緒に暮らしてましたけど、顔を合わせるのは、朝彼女達が仕事行くんで、「行ってきます」ってそれくらいで、帰ってきても「ただいま」も言わないような子だったんで、食事も一緒にしてなかったんですし。

今井通子:なるほど、それであなたとしてはこちらへのご相談は何なんでしょう。

相談者:元お嫁ちゃんに対しても、「そういう事もちゃんと話さなきゃいけないんじゃないの?」っていう風に言ったら、息子が「今こういう状況だ」って報告をするって言うんですけども、母親としてはどういう風に見てればいいのかなと思って。

今井通子:うん。

相談者:元のお嫁ちゃんも孫には会わせてくれるんですよ。きっとそういう事実が分かれば孫とは会わせたくないんじゃないかなって思ってるし、そういう覚悟はしなければいけないのかなぁって思って・・・

今井通子:で、母親としてはどうしてたらいいかって事ですよね。

相談者:はい。

今井通子:今日は弁護士の大迫恵美子先生がいらしているので、伺ってみたいと思います。

相談者:はい。

大迫恵美子:もしもし?

相談者:はい。よろしくお願いします。

大迫恵美子:こんにちは。

相談者:こんにちは。

大迫恵美子:あなたは元のお嫁さん、あんまり好きでは無かったんですね?

相談者:同居してる時はね。

大迫恵美子:はい。お孫さんとはどうだったんですか?

相談者:孫ともホント、朝ちょろっと顔を見るだけで、ほとんど接触は無かったんですよ。

大迫恵美子:あー

相談者:孫が「ばぁば」って来ようとするとお嫁ちゃんが阻止するような態度取られたんで、「ダメだぁ」とか思っちゃったりしたんですね。

大迫恵美子:おいくつなんですか?お孫さんは。

相談者:3歳と5歳です。

大迫恵美子:それで、あなたの息子さんはもしかしたら再婚するんですかね?

相談者:でも女性の方のご両親が会ってもくれないって言ってました。

大迫恵美子:でも相手の女性の方はそれなりの年齢なのでしょうから、親が認めなくても結婚はできますよね。

相談者:そうですね。

大迫恵美子:そういう話にはなってないんですか?

相談者:籍入れるのは、「やはり両親が許してくれるまでは籍入れない」って事は言ってるそうなんですよ。

大迫恵美子:お子さんの認知とかはどうなってるんですか?

相談者:認知はしたと言ってます。

大迫恵美子:はい。私はなぜこんな半年ぐらい前に離婚した元の奥さんにね、「実は子供いるんだよ」みたいな事をわざわざ告げに行く必要があると考えてるのが、大変不思議なんですけどね。

相談者:あぁ、そうなんですか。

大迫恵美子:正直にとか誠意みたいな事をさっきおっしゃったけど、こういう事を伝える事が正直とか誠意なんでしょうかね。あなた相手の傷に塩を塗り込むような事をしようとしてると思いますけども。

相談者:第三者から知らされるより、直接本人から言った方がいいんじゃないのかぁって思ったんですけども。

大迫恵美子:第三者から聞く場合とね、本人から聞く場合とで、何が違うんでしょうかね。

相談者:はぁ・・・

大迫恵美子:もちろん、どっかでは耳に入るんじゃないかと思いますし、時間が経てば「何だ、そうだったのか」みたいな事で、気持ちの上ではそれほど怒りとか、辱めですかね・・・そういった気持ちを掻き立てられる事が、だんだん薄くなってくるんじゃないかなと思いますけど、今そんな「半年前に、実はお前と結婚してる時に、他の女と付き合ってて子供もいるんだぜ」みたいな話を別れた夫から聞きたいかなっていう風に私は思いますけどね。

相談者:はぁぁ、そうなのかぁ・・・

大迫恵美子:それともうちょっと実利的な面を言えば、ものすごくここで正直におっしゃるとね、慰謝料の話が出ますよね。

相談者:ええ。

大迫恵美子:それもきちっと耳を揃えて差し出しながら、誠実に言ったほうがいいというアドバイスだっておっしゃるなら、「あ、なるほどね」って思いますけど、あなたの話はただ「言ってきた方がいい」ってだけの話なのでね、その後どういう風になるのかは、どうお考えなのかっていうのもちょっと分からないなって思ったんですけど。

相談者:気持ちとしてはそれなんですよ。

大迫恵美子:それはそれでひとつの筋なのかもしれませんけども、そういう能力はある方なんですか?

相談者:ちょっと・・・無いですね。

大迫恵美子:無いと分かってるのに、それが気持ちですってどういう事なんですか?

相談者:そうまでしなきゃいけないと思ってるんですよ。私は息子が。

大迫恵美子:本当はそうかもしれませんね。だけどそんな謝って告げてくるだけだったら、さっきも言ったように、傷に塩を刷り込みに行くような話だなと思っちゃうんですけどね。

相談者:はぁ・・・そうなっちゃうんですね・・・

大迫恵美子:ご自身の経験から言ってもね、やっぱりその時は辛かったんじゃないでしょうかね。

相談者:ええ。辛かったですよね・・・

大迫恵美子:でも、息子さんの元お嫁さん、その人も同じ辛い思いをするだろうという事は、あんまりお考えにならないんですかね。

相談者:それを考えてるから、どういう誠意の仕方をしたらいいのかなと、それが知りたかったんですよね。

大迫恵美子:あなたがこの関係を、先程「みんなが幸せになるように」なんて事をおっしゃった様に聞こえたんですけど、離婚もあってね、みんなが幸せにはならないような雰囲気ですよね。もう。

相談者:そうですねぇ・・・

大迫恵美子:その中でね、必ず出来なきゃいけないことは、あなたの息子さんはね、離婚した二人の子供をきちんと養育していかなきゃいけないですよね。

相談者:はい、そうです。

大迫恵美子:その養育費や何かは滞りなくね、成人するまで払い続けなければいけないわけですよ。

相談者:はい。

大迫恵美子:それで、3人目の子供も産まれたわけですからね、その子についても養育の責任があるわけですから、それに対してあなたとしては「ちゃんとやりなさい」っていう風に言うとかね、そういうのはあなたとしてはやらなきゃいけない事ですよね。

相談者:そうですね。

大迫恵美子:ただ、私はちょっと息子さんは気を付けてないと、まだ35歳でしょ?

相談者:はい。

大迫恵美子:この次もやるかもね。

相談者:そうなのかな・・・絶対あの子だけはしないと思ってるんですけど・・・私からしたら、そっちに行っちゃうくらい苦しんでたんだなぁって思ってたんですけど。

大迫恵美子:いや、それは違いますよ。それはお母さん、間違った考え方ですよ。

相談者:そうなんですか・・・

大迫恵美子:あなたが嫌いなお嫁さんとの間が不幸せだったから、別の女性と子供を作ったと思ってるのかもしれないですけど、そんな事ないですよ。そういう時でもね、けじめが付く人と付かない人は別ですよ。

相談者:はぁ・・・

大迫恵美子:そんな甘やかすような事を言ってると、承認をもらったと思ってしまいますからね、息子さん。

相談者:あぁ、そうなんですか・・・

大迫恵美子:今の話で分かりましたけど、お母さん、まったく息子さんが悪い事をしたとは思ってないんですね。で、「謝ってくれば?」「頭下げてきなさいよ」ってそれくらいの程度のお話なんだと思ってるって事ですよね。

相談者:大事だと思ってるから、誰にも相談できずに一人で悩んでたから、お電話したんですけど・・・

大迫恵美子:それは元の奥さんにとってはひどい事ですよ。

相談者:あぁ・・・そうなのかぁ・・・

大迫恵美子:そうでしょ?だから家庭を壊してしまったんですから、その小さい子供たちは、壊してしまったっていう事を前提にして、でも父親としてきちんと育て上げなければいけないんですから、それは嫌だろうと辛かろうとやる義務がある話ですよね。

相談者:はい、そうです。もちろんそうです。じゃぁ私にできる事は息子に「責任を持ってやっていけ」と・・・

大迫恵美子:そう、そこを監視する事と、あなたとしては祖母として3人のお孫さんに平等に折があればね、愛情をかけている事を伝えるという事だけだと思いますけど。

相談者:はい。わかりました。

今井通子:お分かりいただけましたか?

相談者:はい、ありがとうございました。

今井通子:あなたにとっては息子さんなんだけど、いつまでも子供だと思って息子さんばっかり可愛がると結局息子さんがドンドンダメになっていくと思います。

相談者:はぁ・・・ダメになっていっちゃうのかもしれません・・・

今井通子:それともうひとつは、あなたと「お嫁ちゃん、お嫁ちゃん」と言ってたけど、お嫁ちゃんとの事の間も、あなたが何か自分で知らないうちに、お嫁ちゃんをバカにしていたか何か分からないですけど、イライラさせるような立場にさせてしまっていたかもしれないから、だってあなた自身もお嫁さんの事を色々言ってましたよね。

相談者:はい。

今井通子:でも、当たり前に事なんだけど。息子さんはお嫁さんのもので、あなたのものではなかったんだもの。もう。その辺が分かってないのかなぁと思います。

相談者:あぁ、そうなんですかぁ・・・

今井通子:という事で、これからは息子さんの事もだけど、自分の事考えて、友達とか作って、楽しく生活するようにしたがいいと思います。

相談者:そうですね。

今井通子:息子の事には関わらず。

相談者:はい。

今井通子:という事事で。

相談者:今日はどうもありがとうございました。

今井通子:はい。失礼しまーす。

相談者:失礼します。

 

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