9月18日放送、TBSラジオ『JUNK 深夜の馬鹿力』より。
ニッポン放送で始まる新番組の情報解禁となり、伊集院光がこれまでの因縁を皮肉るかのように、ニッポン放送の社長に媚びを売りまくり、TBSラジオの三村会長へはそっけない態度をするというボケを語った。
伊集院光:先週ちらっと口が滑りかけたのはさ、先週喋ってる中でさ、俺パン屋に並んだっていう話。ちらっとしたじゃん。え、お前が?ってていう感じの。それが有楽町にある『ごディパン』っていう・・・チョコレートのゴディバが、なんか直接経営してるゴディバのパン屋さんがあって。それがすごい有名で、それがその有楽町の駅のそばの交通会館とか。そこが長蛇の列なんで。
長蛇の列で、朝9時に行っても並んでて、そこで「整理券配ります」って。それをもらうと、パンが買えるのはもう12時とか、一旦その整理券もらっちゃうと離れていいっていうんで。
何でそもそもそんなことしたのかって言ったら、打ち合わせをしてたらニッポン放送の社長が来て、ニッポン放送ずいぶん前から女性社長なんだよね。キレ者の敏腕のね。俺が社長敏腕って言っちゃうと、褒めてんのは褒めてないのかがわかんなくなっちゃうから違う表現をした方がいい(笑)そのおかしなことになっちゃうからね。
ニッポン放送の社長が来て、何か「よろしくお願いしますね」みたいなことを言われた。そのときの雑談の中で、そこでもうもちろん俺はそれはなめられちゃ駄目だ、もうなめられちゃゃまずいから。地べたにですよ、正座をしてね、でいておでこを床につけてね、「いいから、いいから」って5回言われてからゆっくり上げるっていう形でね(笑)そのニッポン放送の社長と話をしてるんですけどね。
向こうがフランクに話しかけると、俺は血文字で半紙に書いたやつを棒の先につけて渡すっていう形で、フランクな会話をしていくわけなんだけども(笑)そしたら向こうが、「この近くにゴディパンというのができてね、物は試しに私並んでみたんだけど、とても美味しいパンだったわ」みたいな話をされて、それはすぐ行かなきゃ!と思って。もう、媚びるためにすぐ行かなきゃ!と思って行ったら、整理券がいるとそこでわかった。
その大勢いろんな方が来てる中で、入ることもできず、嘘じゃないのはそれをカミさんに話したらカミさんが私も食べてみたいって言ったっていうのはあるから、先週カミさんに言われて並んだっていうのは嘘ではないんだけど、違います。
次に(社長に)会ったときに、「おっしゃる通り美味しいございました。今まで私はアワとヒエしかが食べたことがない。パンに似たもので言うとカマキリの卵を食べていたんですけれど、カマキリの卵に泥をつけて食べていたんですけど、見た形のあれはクロワスサンとおっしゃるんですか?あれにチョコレートが入って大変美味しゅうございました」っていう会話をするために、実はパン屋に並んでる話になってくわけですけど、ゴディパンは普通でした。パンにチョコがかかっててまずいものはないんで、基本的にはそうですよね(笑)
パンにチョコがかかってるものがまずかろうわけがないんですよ。だから、別に普通にうまいなっていう思いましたね。思いましたけども、ただ次お会いしたときには、「ご紹介ていただいたパンが本当に美味しゅうございまして」っていう感じにはなると思いますけどね。「思わず思い出してもほっぺが落ちそうでございました。ほっぺが落ちちゃった」なんてでんぐり返しの5回も見せてね、道化を演じてみたりするっていう。
そういうことなんですよね。もし万が一、(TBSの)三村会長が美味しいパン屋さんを教えてもらったときには、別に行きはしないっす。ええですけどね。TBS新社長が言ったときにはちょっと今考えますいろい。いろいろ考えていかなければならないと思ってますけど。
そんな、だからその言えない、言えないことは本当面倒くさいね。いつまで言えないとか、いつから言えないとか。なんかいっぱいあったのがやっと、やっと言えるようになってよかったなっていう。