長渕剛、FNS歌謡祭の『どうかしてた』乾杯について語る…「偏ってていい。色んな意見が出てきて面白い」

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長渕剛、FNS歌謡祭の『どうかしてた』乾杯について語る…「偏ってていい。色んな意見が出てきて面白い」ラジオ芸人の小ネタトーク8月21日放送TBSラジオ「伊集院光とらじおと」より。

スペシャルウィークのゲスト・長渕剛。伊集院光が『どうかしてる』のが長渕の魅力と前置きして、FNS歌謡祭で物議を呼んだ『乾杯』について直撃。長渕は今の時代に合わせてああいう形になったと語った。

 

伊集院光:
僕、怒られるの覚悟で言いますけどね、長渕剛さんの僕の最大の褒め言葉は『どうかしてる』って思うんですよ。

長渕剛:
ははは

伊集院光:
怒んないでくださいね!それはファンであるところの後輩の小田とかにはちょっと怒られるんですけども、FNSで『乾杯』歌った時があるじゃないですか。

長渕剛:
うんうん。

伊集院光:
知ってる奴全員に「おい!長渕がどうかしてる!」って電話をしたんですけど。

長渕剛:
わはははは

伊集院光:
でも今、どうかしてる人少ないじゃないですか。予定調和の人ばかりで、僕の中では最高の褒め言葉なんです。

長渕剛:
どうかしてる…つまんないだろ。同じ歌ばかり歌ってもね。その昔、俺の友達に一緒に音楽やってたやつが「結婚する時になったらお祝いの歌でも書こうや」ってなって、大阪のサンケイホールで作った歌なんだよね。アレ。それはあの時代の『乾杯』だから。今の時代、乾杯なんか言ってられないでしょ。

伊集院光:
そうですね。

長渕剛:
だからああいう形になったんだけど、大体ヒット曲なんてのをずっと歌うっていうのが好きじゃない。怒られるかも分かんないけど、歌ってのは放った瞬間に聴く人のものであるっていうのを僕は分かってるんだ。

伊集院光:
はい。

長渕剛:
歌う本人は「俺のもんだから」っていうのはあるから。

伊集院光:
なるほど。

長渕剛:
ごめんね!っていうのはあるね(笑)

伊集院光:
自分の、本人が歌ったやつをまた今自分のものにしたかったら「どうぞ。お持ちください」っていう。

長渕剛:
「カラオケ屋で歌ってくれよ」っていう。

伊集院光:
まぁ、あのバージョンはカラオケにありませんけどね。どうやっても(笑)

長渕剛:
わはははは

伊集院光:
でもそうすると今後もみんなに「オイオイ!長渕どうかしてるぞ」って思われたいし、「ウワー!」って思われたい?

長渕剛:
驚かそうとは思ってないんだけど、ただ自分の中かが出てくるものがね。「こうだろう」っていうのを一回投げてみたい。それは不特定多数の人間ではなくて、やっぱり僕の場合は個人だから。「お前に」とか、「あなたに」とか。「どうだ。俺の声聴こえるか?聴いてみてどう思う?」って。それはずっと変わらないな。スタンスは。

伊集院光:
それもまた怒られるかもしれないけど、ついこの間、音楽番組でお歌いになった時に、僕はやっぱりお笑いってそういうとこあるな、もしくは僕の性格なのかもしれないけど、「今度はどんな風なのを見せてくれるの?」って思ったら、割とちゃんと歌うじゃないですか。

長渕剛:
わははは うんうん。

伊集院光:
それはね、さっき言ってた「脅かす為にやってんじゃないんだ」っていう。その時にその気持で歌ってるというね。

長渕剛:
マジシャンじゃないんだからね。そんな(笑)ギター持とうと思ったら花火になっちゃったとかね。そうじゃないんだよ。

伊集院光:
だからそれに期待してる事通りじゃなくて良くて、長渕さんが「今こうだ」っていう事をいつも投げかけ続けるみたいな。

長渕剛:
大いなる個人主義でいいと思うんだ。表現って。偏ってていいと思うんだよね。それで色んな意見が出てきて面白いんだから。

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