3月5日放送TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」より。
森友学園への国有地払い下げ問題で野党からの追求を受ける安倍総理に対し、太田光が総理大臣として籠池理事長との関係をキチンと説明すべきだと語った。
太田光：
だからどんどん新たな情報とかも出てきて、発売中の週刊文春なんかも「私が口利きをした」って実名で言ってる人も出てきて、あの事なんかもどうなってるのかなっていうのは国会でも審議されてないし、どんどん複雑になっていくと益々どこを攻めていいのか、要するに野党側も見えなくなっちゃうけど、問題はやっぱり理事長…
田中裕二：
籠池さんね。
太田光：
籠池さんっていう人が、安倍さんが凄く教育方針に賛同したって事は事実なわけだから。一旦ね。「それを断ったけどまだ使ってたのは向こうの責任だ」って言うけども、それは明らかに「思想的に私と同じだ」って思った人であるわけだし、面会もしてるわけだから、それで断った後にそれをチェックしてないっていうのはおかしいわけで、総理大臣という立場で自分の名前を使われてたら、それは強制的にでも止めさせるべきなんで、なんかその辺で言い逃れされちゃうと、困っちゃうよな。
中村尚登：
法的措置は取らないって安倍さんおっしゃってますけどね。ただやっぱりそれだけ自分の知らないところで無断でやられたんなら、名誉毀損で、尚且つ一国の首相ですからね。そこはキチンとやってほしいなって気はしますけどね。
太田光：
やっぱ異常ですよ。明らかに。僕なんかは日本国憲法護憲の立場ですけど、じゃそれを幼稚園ぐらいの子供達に、「そういう風になれよ」って言うかって言ったら言わないですよ。いくら愛国心を育てなきゃいけないって言っても、あの年の子供達にアレを無理やり植えつけるのはやっぱり異常だと僕は思います。
田中裕二：
だって何もわからないですからね。言われた事を言うだけ。
中村尚登：
全部がそういう考え方が複雑に絡み合ってやってるけど、問題としてはひとつは払い下げ価格が正当だったのかという問題と、それから払い下げに関して政治家や役人の有力者の口利きがあったのかと。それと別に心情の問題というかね。
太田光：
それは分けてね。
中村尚登：
『教育基本法』に「特定の政党の支持をしてはいけない」っていうのが法律で決められたりしてるわけですから、「安倍首相バンザイ、頑張れ」っていうのが果たしていいのかどうか。３つやっぱり分けて考えないとややこしくなっちゃう。
太田光：
それと、総理大臣という立場は国民がこんだけ混乱してるその全てに対する責任というのも総理大臣としてはあると思いますよ。だから説明するのも、もっとヒステリックに怒鳴ったりとか言うんじゃなくてね（笑）もうちょっと協力して説明して欲しいなと思います。
中村尚登：
安倍さんはちゃっと痛いとこ突かれると…
田中裕二：
カチンとくるね。
中村尚登：
そうそう。割りと気の短い方なんでね。
田中裕二：
そういうとこあると思いますよ。でもこれは本当にちょっと政局がどうなっていくか。かなりね。夏の選挙とかにも影響がかなりあるのではないかと思いますね。