3月21日放送「ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン」より。
村本大輔が以前、ベッキーを擁護した事で、スポンサーやBPOにクレームがあった事を告白。その数週間後に『番組終了」と告知されたが、打ち切りになる理由は別にあった事を明かした。
村本大輔:
ラジオが終わるという事で、これもう言ってもいいかな?…クレームが入ったじゃないですか。人間というのは恐ろしいもので、このラジオを聴いてる段階で、僕の事を本当に嫌いで、「メディアから消えて欲しい」という人もいっぱいいると思う。そこから行動に移せる人もいるわけですね。自分のお金よりも大事な時間を割いて、僕を落とす事に時間を使ってる人も、今このラジオを聴いてるわけですよ。
「ちょっとでもおかしい事とかあったら、スポンサーとかBPOとかニッポン放送さんのほうにクレーム入れてやろう」っていう奴も、100人のうち3人くらい、もしかしたらいるんですよ。
例えば、前に「ベッキーさのやつをそんなに叩く事かな」って言ったじゃないですか。そいつらがネットニュースか何かになったやつを見て、「ベッキー擁護とは何事だ」って、ニッポン放送、スポンサー、あとBPOにクレーム入れたでしょ。
山ほどクレーム入れて、スペシャルウィークの日かな…そういう人達が聴いてて、何とか揚げ足を取ろうとしてるんで、発言何かも気を付けるじゃないけど。
例えば、僕が出待ちのファンを「ファンのブス共がねぇ」とかって言ったら、出待ちのファンの人と僕との関係やから、「わー、ブスって言われた」って喜んだりするのに、そこの部分だけを取って「わざわざ聴いてくれてるリスナーをブスって言うなんて最低だ」ってクレームを入れるわけですよ。
言葉を刈ってそのまま持って行くわけですよね。前後の脈絡も無く。それを挙げてスポンサーの方々とかBPOさんに挙げて鵜呑みにされて、「あれはダメだ」っていうのは、僕はちょっとどうかなと思うんですよ。ちゃんとラジオを聴いたら分かる事じゃないですか。
それこそ、この間も笑い話になりましたけどね、僕が「クビにされた。ニッポン放送の偉い人を闇討ちにしてなる」って話をしたら、「闇討ちをするような奴をラジオに出させるってどういう事だ」と(笑)クレームがあったと。俺がホンマに闇討ちするはず無いやんかと。そんなのって「別嬪さん、別嬪さん、一つ飛ばして別嬪さん」を「女性差別だ!」と言うような奴と同じでしょ。
ここの中で行われている事は、すべていっこの話というか映画の中みたいなものであって、僕がホンマに闇討ちするはずもないし、そいつらも闇討ちするとは思ってないんですよ。じゃなくて『闇討ちする』っていうのを言葉狩りして、上に挙げて、それでBPOの人が、「闇討ちするんか!」って言うてくるのって(笑)それもさ、BPOの人も分かるやん!それぐらい。
僕はもう終わるからいいですけど、その為にかじりついてるわけですよ。このラジオに対して。だからそいつらがどのファンよりもラジオを聴いてる奴らですよね。そして何か言ったら「こんな事いいよった。BPOやスポンサーに言うたれ!」って言うわけでしょ。
僕は一回調べた事あるんです。そういうクレームとか入れてる人をツイッターで。僕の名前じゃなくても”クレーム”とかで検索すると、何万ツイートもしてるフォロワー1、2くらいの人で、ツイートを見たら、猫とか犬を虐待してるような人とか、「コンビニの店員死ね」とか書いたりとか、人種差別したりしてるような人達、全員が全員じゃないですよ。
そんな人達が意見をスポンサーに言って、その意見が本当に正しい意見なのかどうなのかって言うのは、一旦聞いて判断して欲しいじゃないですか。でもその意見も一の意見は一の意見として判断するじゃないですか。
100人いて100人に好かれるラジオは無いと思うんですね。その中で気分を悪くする人もいるか分からない。でも好きな人が聴く、その中でやっていくというのが大事なんですけど、そればかりするとドンドンしゃべれない事も増えていって…僕が10人の9人に嫌われるとしたら、1が大喜びするラジオをやっていく。それをやっていけば数も増えるじゃないですか。そういうのをやっていきたいんですけど。
僕はベッキーさんの件とかで、クレームが入って「改善してくれ」とか言われて、そしたらその何週間後にラジオが終わると。僕は「こんな事でいいのか!ニッポン放送」と。「こんな事で降伏していいのか!」と。
その人達「スポンサーにこんな事言ってやった」とか言って、もちろんスポンサーがいるからラジオが出来るんで、「改善させていただきます」ってファックスをそいつらにも送ってるんですよね。そいつらが写真を撮って「こんなの言ったった」ってSNSにあげてるらしいんですけど、それによってラジオを…いいんですか!と。
僕はラジオが好きですよ。メチャクチャ。だから「そんなんで終わっていいんですか」と言ったじゃないですか。今でもこの一言で…一生忘れられないと思うんです。蔵持さん(ディレクター)が言った一言が…「違うんです。そのせいで終わるんじゃないんです。数字が悪いんです」と(放送作家爆笑)
正直そのせい(クレーム)で終わって欲しかったです。数字悪かっただけだったんだっていう、「とにかく数字が悪いんです」と。あの…そうなんですよね(笑)
正直、ラジオ終わるって聞いた時に、『悲しい』とか『口惜しい』じゃないですよ。正直な心の叫びは『恥ずかしい』んですよ。恥ずかしい!とにかく恥ずかしい!今。