11月23日放送「ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン」より。
岡村隆史が自身の番組で若手芸人との会話で、最近アンチ吉本のファンが増えているとう現状を聞いて心配しているという話をした。それを受けて村本大輔が、自分の芸を棚に上げてファンのせいにする若手芸人の甘さを指摘した。
村本大輔:
僕はこれに対して虫酸が走るというかね、言わしてもらうと吉本って大組織なわけですよね。吉本という名前で、劇場も吉本ですよ。吉本やからチヤホヤされ過ぎてるんですよ。だから吉本でワーってならなかったらファンのせいにしてるだけなんですよ。自分のテクニックとか、スベった事をファンのせいにしてるんですよ。
普段甘やかされてるからフラットな場合になった時に「アンチ吉本だ」って言い出すんですけど、普通やし、何やったら吉本の劇場でやってる他事務所の人がドキドキで怖いし、僕はTHE MANZAIも吉本との劇場でM-1と同じようにやりましたけど、ちゃんとウケましたからね。ちゃんとウケて3年連続全部3位内に入ってましたからね。
ウケてるやつはウケるんですよ。それをなぜウケないと言うか。これね、僕が説明してあげましょう。岡村さんに言い訳するこのクソ芸人の事を説明すると、お笑いの賞レースっていうのは通常公演とは違います。ルミネとかNGKとかの通常公演とは違います。何が違うかと言うと、M-1の優勝者を出す、THE MANZAIの優勝者を出す。という事はファンの人はこのお笑いの時代を変える画期的な漫才を見に来てるわけですよ。
例えばそれがゲームで言うところの東京ゲームショウってあるじゃないですか。そこ行ったら見たことのないゲームいっぱいありますよね。めちゃテンションあがりますよね。そういう風に最新のネタを見に来てるんです。ファンは新しいゲームが見たい。新しいハードが見たい。
だからファンはプレステって事知ってるから、中身がどんなに面白いゲームでもプレステやった事あるし、ゲーム面白いですけどプレステの時点で醒めるんです。
通常公演は面白いけどファンからしたら見た事ある。あそこにいるお客さんはコアで偏ってますけど、ある種純粋な新しいものを探しに来てるんです。だから新しい事をしたらちゃんと報われられるし、僕らも優勝した時は3年連続パターンを変えましたし、毎回ソフトを変えて出ているわけですよね。
それがルミネの通常公演でやってるやつをウケたからって毎年同じような型の漫才を中身を変えてやってても上がらないぞって事ですよ。だからお客さんのリアクションも悪いし、嫌やったら斬新な見た事のないゲームを見せてあげたらお客さんは喜ぶからって事なんですよね。
それは予選に来たお客さんだったら分かると思います。それを「アンチ吉本」だとかしょーもない事を言う奴はそこ止まりの奴ですよ。そういう奴は人の似たような漫才しかしないんですよ。名前言ってこのラジオで何回も痛い目に合ってるから名前言わないですけど(放送作家笑)
そもそも「アンチ吉本がいるから客が急に笑わなくなるんですよ」って言ってるレベルの奴のネタが優勝できるわけないじゃないですか。だってM-1なんか無名の芸人がバッて出るでしょ。無名の芸人が出るって事は視聴者からすると大体アンチなんですよね。視聴者の人って「誰なんだよ、こいつ」って目で見るから。
普段、自分のファンの前だけでやってるからそういう風にちょっとでもフラットなところに出たら「客重い」とか言い出すんですよ。