村本大輔、芸人の本分について語る「劇場にお客さんを呼んでナンボ」

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村本大輔、芸人の本分について語る「劇場にお客さんを呼んでナンボ」ラジオ芸人の小ネタトーク10月12日放送「ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン」より。

村本大輔が芸人の賞レースで優勝しても、その後テレビにはまるかはイコールじゃないと語った。更にネタの面白さだけではなくテレビに出て知名度を上げる事の重要さについても指摘。それを実践する先輩芸人の凄さについても語った。

 

村本大輔:

賞レース、THE MANZAI、M-1グランプリ、キングオブコント、R-1グランプリとか色んな大会ありますけど、優勝するイコールテレビじゃないですよね。最近。
THE MANZAIにしても優勝してテレビに引っ張りだこじゃなくて、優勝したコンビがたまたまテレビで使いやすいパッケージやったっていう事ですよね。

だからといって賞レースを否定する事じゃなくて、僕の中でネタの大会ってオリンピック的なところがあって、例えばオリンピックの競技で金メダル獲ってもそのスポーツがめちゃめちゃブームになるって事はイコールじゃないじゃないですか。なでしこジャパンとかも凄いけど、結局見るのはオリンピックとかワールドカップとかプロになったりとかは別じゃないですか。

実力があってもイコールテレビ向きじゃない?何て言ったらいいかな・・・テレビ的?誤解したらいけないけど、テレビ的やからこそ面白いってのはまた違うやないですか。THE MANZAIに優勝してテレビに引っ張りだこじゃない人でも、劇場なんか来たらテレビ出ている人とかよりもバンバン笑いとるわけじゃないですか。

テレビという定食があった時に同じお肉ならば、和牛のめちゃめちゃいいやつが使われるみたいなもんでね。賞レース優勝して「俺はボケだけでいくぞ!ボケが面白いぞ!」ってなってる人も、テレビに出ているもっとめちゃめちゃ面白い人がいたら使われない。ジュニアさんやバカリズムさんよりも面白いところがないといかんってのがあるじゃないですか。同じ4番で勝負するんだったら。

そういうので僕なんかも「らっきょ」で勝負してますけど。こういう付け合わせの漬物(放送作家笑)ちょっとあっても悪くないですよみたいな。そういうとこ狙っていかいないとダメなわけですよ。ステーキには誰しもなりたくてもなれないですよ。松本さんとかバカリズムさん、ジュニアさんとかね。

中々イコールじゃないから。だからこそ優勝する前から思ってたんですけど、ネタだけで飯を食える状況、劇場でもそうなんですよ。どんだけネタが面白くてもテレビに出てる人をお客さんは見に来 るわけですね。ネタを面白い人を見に来るわけじゃないですよ。

劇場埋めてナンボやから。テレビにも出つつ、お客さんを劇場に持ってこないとダメなんですよね。どんなに実力がある芸人でも出番が減らされていくわけですよ。テレビ出てる芸人優先ってもありますよね。

そうなって来たときにテレビに出てないけど面白い芸人さんは燃えるんですよね。テレビに出ている芸人とかのほうがスベってますよね。ネタがそんなにしっかりとしてないままテレビにばーっと出て、テレビに出ているから出番もらってるから。ネタだけやってる芸人さんのほうがバンバン笑いとってるってのがありますよね。

そう考えたら中川家さんってテレビも出て、お客さんガッと連れてきてライブでバッと笑わすという・・・木村祐一さんが言ってたんですけど「テレビは遊びで舞台が本業」みたいな。芸人はテレビに宣伝しに行くと。ほんで劇場にお客さん連れていくと。

そういう芸人さんが優勝した時って「みなさん劇場にも遊びに来てください」って華大さんとかますだおかださんとか。そういうのをテレビで優勝したからこそ言えるってのは会社からも愛されるし、凄い作戦やなと、凄い計算やなと思って僕は見てるんですけど(放送作家爆笑)

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