10月3日放送「オードリーのオールナイトニッポン」より。
若林が書いたエッセイ本「社会人大学人見知り学部卒業見込」が翻訳されて韓国で発売された。評判を知るために若林が韓国のネット通販サイトのレビューを検索し、翻訳サイトで翻訳してみたという。そこには本の説明だけでなくオードリーの説明もされていた。その際のエピソードトーク。
若林正恭:
タイトルは『社会人大学人見知り学部』みたいな。副題が付いてて『右往左往社会適応期』っていう。
春日俊彰:
それ直訳したらって事?
若林正恭:
翻訳サイトの翻訳ってのを押したら出てきたんですよ。『人見知り学部卒業見込 右往左往社会適応期』っていう。わかりやすく売らなければいけないからね。
春日俊彰:
なるほどね。
若林正恭:
読んだ人が「この本はこういう本ですよ」って韓国の方が。なんか嬉しいんだよね。違う言葉使ってる国の読んでくれてる事が、より一層。
春日俊彰:
そうだろうね。
若林正恭:
だから日本と違うのはテレビの若林を見てないから、「若林が書いた本?なんぼのもんじゃい」って入りがないんだよね。日本人と違って。俺を知らないから。
春日俊彰:
まぁ、あるとしたら日本のコメディアンという知識ぐらいだ。
若林正恭:
そうそう。で、韓国の人の書いたの見たら、「この本は小心マンのエッセイです」って書いてあって(笑)『小心マン』って翻訳サイトで出るんだね。
春日俊彰:
へー
若林正恭:
韓国では日本の小心マンです!「小心マンのエッセイで、彼は執念のバカです」と(放送作家爆笑)
春日俊彰:
執念のバカ?
若林正恭:
「色んな社会の事象に執念のバカでもってグルグル考える人です」って。
春日俊彰:
なるほどね。
若林正恭:
「社会に必要な自信というものを妙な方式で伝えています」という風に書いてあって。
春日俊彰:
ほうほう。
若林正恭:
点数がいいのもあれば、そうでないのもあって「著者は『人間失格』の主人公に似ています」とかもあって、その人の感じ方だからね。
春日俊彰:
うんうん
若林正恭:
すごいレビューが低いのを見てみると「お笑いというのは文化の違いがあるから、この本はコメディアンが書いた本だけど、ユーモアがいっぱいある本じゃないです」って書いてあるんですよね。
春日俊彰:
なるほど、それはあるかもね。お笑い本じゃないもんね。
若林正恭:
お笑いムックじゃないよね(一同笑)
春日俊彰:
そうだよね。日本だと分かるけど、向こうの人は日本のコメディアンだとおもしろい本なのかなっていう入りをしたんだろうね。
若林正恭:
そうそう。これ読んでたら日本の芸能に詳しい人のレビューもあって、皆さんコメディアンの若林正恭を知らないでしょうけど、どういう人かと言うと、チーム名って書いてあるのよね。
春日俊彰:
ほー
若林正恭:
日本だとコンビ名っていうじゃん。それが『漫談チーム名』って書いてある。
春日俊彰:
ちがうけどなぁ。
若林正恭:
「漫談チーム名は『オドリー』です」って書いてある。カタカナで棒線が無いの。翻訳サイトがいけないのか分かんない。「オドリーです」って。
春日俊彰:
はぁ、漫才っていうのが無いのか。だから漫才じゃ伝わらないからくだいたのかなぁ。
若林正恭:
「2008年のM-1という漫談グランプリで2位になりました」って。
春日俊彰:
違う違う(笑)
若林正恭:
だからどっちかがカウントされてないんですよ。俺と春日が(一同笑)
春日俊彰:
そかぁ。漫才が無いのかなぁ。
若林正恭:
で、「著者のオドリー若林は、高校を卒業して間もないのじゃないかと思わせるくらいあどけない容貌で、台本をよく書き、よく話す男です」って。
春日俊彰:
はいはい。
若林正恭:
で、もう片方の・・・『若林』は漢字で出てくるんだけど『カスガ』はカタカナで出てくる。
春日俊彰:
なんだよ・・不思議だね。
若林正恭:
「漫談チーム名オドリーのカスガ・・・著者じゃないほうは、スポーツ選手のように削った頭と」(一同爆笑)
春日俊彰:
削った頭!?
若林正恭:
「スポーツ選手のように削った頭とピンク色チョッキがトレードマークであり、柔らかい標準語で話している」だって(一同爆笑)
春日俊彰:
キツめに関西弁の逆だね(笑)
若林正恭:
「正反対の容貌をしています」と紹介されてんだよね。
春日俊彰:
スポーツ選手のように削った頭ってどういう事なのよ?テクノカットの事を言ってるのかな?
若林正恭:
翻訳したら向こうの言葉ではスっと伝わってるかもしれないけどね。俺は芸風は「よく台本を書き、話す時には話す」みたいに書いてくれてるんだけど、春日の芸風も書いてある。
春日俊彰:
ほう
若林正恭:
「カスガは台本も書かないで、放送で発言機会が来ても雰囲気を冷たく作るのが常だ」って書いてある(一同爆笑)
春日俊彰:
恥ずかしい・・・韓国で(笑)
若林正恭:
「雰囲気を冷たく作るのが常だ」
春日俊彰:
はぁ・・・すべるって事なんだろうね。
若林正恭:
俺、本の最後のほうにも書いたんだけど、ダウンタウンさんとたけしさんに憧れてこの世界に入ってって事も書いてあるんだけど、それも日本に詳しい人が、どう書いてるのか、翻訳サイトが間違ってるのか、この人が勘違いしちゃってるのか、早急に直して欲しい件がありまして・・・
春日俊彰:
うん。
若林正恭:
「若林正恭が憧れる芸人について考える。若林正恭はダウンタウンとビトたけしに憧れてお笑いの世界に足を踏み入れ」って書いてあったんですよ。
春日俊彰:
はぁ
若林正恭:
これは翻訳サイトが『オードリー』と『オドリー』のように間違えたのか、でも棒線1本で全然違うじゃないですか。『ビートたけし』と『ビトたけし』
春日俊彰:
そらそうよ。
若林正恭:
棒線1本、1兆円ですよ、本当に。ビトタケシとたけしさんの差って言ったら。人間としての価値の。
春日俊彰:
もちろんだよ。
若林正恭:
だからどっちが間違えてるのか、早急に直してほしいな。棒線入れてほしいなと。
春日俊彰:
そうだね。モノマネタレントになっちゃうからね、若林さんが。ビトタケシに憧れてやってるって事は。スタンスも違うって事になっちゃうからね。
若林正恭:
困るんですよね。ビトタケシさんには憧れてないですから。まぁダウソタウソさんじゃなくて良かったなと。
春日俊彰:
完全にモノマネタレントよ。ダウソタウソさんとビトタケシさんと言ったら。