9月10日放送「JUNKおぎやはぎのメガネびいき」より。
アジアン隅田がブスいじりに耐えられずテレビに出なくなり、それに同情する一般の声に対して矢作が疑問を投げかけた。そして世論は未だに男女同権になっていない事を言及した。
矢作兼:
しかしブスいじりも問題だね。さっき思ったけど、ブスでいじられて本人も出たくないだろうけど、周りが可哀想っていうの少しイヤじゃない。
小木博明:
ははははは
矢作兼:
本人がイヤって言って出なくなるのは、まあその人のアレでいいんだけど、それを言った事によって一般の人たちが芸能界に対して「ブスをブスっていじるなんてひどい」みたいな感じになるのは凄いイヤだね。
小木博明:
イヤだよ。そしたら大久保さんとかも凄い大変になっちゃうね。
矢作兼:
だから特殊な世界って事をもうちょっと理解して欲しいよね。
小木博明:
一般とは違うからね。
矢作兼:
特殊って事で言いくるめられないのかな。特殊だからほっといてって言えないのかな。
小木博明:
大体クレームってそういう特殊なところを感じてくれてないよね。
矢作兼:
なんで平たくしようとするんだろうな。みんなな。特殊な世界ってここに限らずいっぱいあるじゃん。
小木博明:
そう。その世界ではそれなりのルールがあるからね。
矢作兼:
「うちの会社だったら考えられないよ」って話なんだよな。全てな。
小木博明:
そうそう。
矢作兼:
でもよくあったりするんだよな。業界のセクハラとか。一般の会社だったら速攻セクハラで訴えられますよって言って「業界特殊だからさ、えへへへ」って笑いながらセクハラしてるのは問題だと思うんだけど。それはそれで。でも芸人だからなぁ。
小木博明:
そうなんだよ。
矢作兼:
同情するんだよな。ブスいじりで可哀想って。でもそういう世界に好んで入ったんでしょって言われても、
小木博明:
うん。
矢作兼:
だって芸人が売れるまで凄い貧乏な生活するでしょ。例えば月1000円しかもらえないとかあたり前じゃん。電気も止められてひもじい生活してて、それを可哀想だと。
小木博明:
周りは思うよね。
矢作兼:
一生懸命ネタつくって、頑張ってライブ出て笑わしてるのにそれくらいしかお金もらえないって、お前の所属してる事務所は何考えてんだと、ご飯食べられるくらいあげたらいいだろってみんなが怒るって事だよ。それって。一般の人が。
小木博明:
そうだよね。
矢作兼:
可哀想だよ。人権問題だよって。
小木博明:
まぁブラック企業というか・・・でもそこには誰も言わないよ。
矢作兼:
で、芸人が「うちはひどくてさ、ライブやっても全然お金もらえないで」と言ったとするじゃん。きっと一般の人が言うのは「しようがないじゃん。芸人なりたくてなったんでしょ」
小木博明:
「最初はそんなもんだろう」みたいな。
矢作兼:
それはあるよね。でも何故ブスいじりに対しては周りはフォローするの?しようがないでしょ。ブスっていじられる世界って分かって入ったんだから。
小木博明:
なんだろうね。ブスって可哀想って。
矢作兼:
やっぱ女の子だからかな。
小木博明:
女の子だからいじめられて可哀想ってあるんじゃない。結局。
矢作兼:
男と女いっしょにしちゃいけないんだよな。
小木博明:
結局芸人であってもそこなんだよ。
矢作兼:
男女平等、男女平等って言っても「女の子は可哀想」ってなっちゃうんだよな。
小木博明:
田嶋陽子先生があんなにがんばったけど、結局まだまだですよ。そのへんは。