４月２０日放送「JUNK伊集院光深夜の馬鹿力」より。
NHKのマサカメTVに出演した際、共演のホラン千秋のフォローがちょっと気が利きすぎるというエピソード。
伊集院光：
この間NHKの番組に出していただいたんですけど、こっちはもうベテランですからある程度ジジイなりの技術はありますんで、NHKも番組毎にかなり基準が変わってきて昔ほど厳しくなくなったんですけど、商品名とか登録商標はあまり言わないみたいな。
最近ずいぶん緩くて、有名なところではたまごっちブームの時に「たまごっち」って言えないから「携帯型電子ペット」がってみんな言うみたいな、そういう面倒くさいルールみたいなのがあって。
厳しい人だと俺がNHKのラジオに出た時に、よく家でおふくろが冬物のセーターとか着ない時期にダンボールに入れてタンスの上とかに置いてあって「お父さん冬物って書いてるじゃないですか。愛媛みかんのダンボールに」って言ったら「愛媛みかんはダメです」と。「愛媛のみかんは大丈夫ですけど、愛媛みかんはダメです」と言う人がいたくらいNHKはどの企業に対しても公平な感じでみたいなすげー厳しくて。
最近のコントのネタの中に普通にマクドナルドとか出てくるの聞くから、まぁいいとこはいいんだろうけど、俺らは余裕がある時は一応NHK出てる時にそこは切り替えようみたいな。しかもあんまりわざとらしくないほうがいいな、イヤミっぽっくないほうがいいな、さらっと言い変えようみたいな、ジジイはクセが付いてるんですよね。
一方、わりと若くて優しくて親切で真面目で、えーとなんだろう、俺これすげー避けてんだ…面倒くさい…ホラン千秋が（笑）
ホラン千秋がって俺の中で悪く言いたくない、そうじゃなくて（笑）ホラン千秋ちゃんが凄く気が利く上に固い番組とかいっぱい出てるから、人が間違って言った事とか、人が失敗した事とかをさり気なくフォローしてあげる事を多分ちゃんと身につけた時期なんだと思う。
で、NHKの番組で「マサカメTV」で（笑）和菓子の特集があったの。最初のクイズが和菓子って年寄り向きだけど…全然悪意が無いのは見れば分かるから。全然大事じゃないのも分かるから。クイズで年寄りに人気の和菓子が子供に人気が出るのにある工夫をしてるのがあります。どんな工夫をしてるんでしょうって。
自分の番が来たからちゃんとボケとこうと思って、何の変哲もない和菓子が映ってるわけ。あれにウォッチをかざすとオバケが出るっていう。それをホラン千秋ちゃんが「妖怪ウォッチね」って必ず言ってくれるの（笑）
春日君もレギュラーでずっとその番組出てるからその辺心得てるんだと思うんだけど、強引なボケの中で「緑色のベトベトのおもちゃを靴に入れられる！」みたいな事を胸張ってドーンと言ったところでやっぱりホランちゃんが「スライムね」って言ってくれるっていう（笑）
なんだろうなそんな感じ（笑）