伊集院がSONYのほころびを指摘

スポンサーリンク

伊集院がSONYのほころびを指摘ラジオ芸人の小ネタトーク3月23日放送「JUNK伊集院光深夜の馬鹿力」より。
ファミ通の連載コラムの単行本を出す為に過去資料を閲覧している伊集院さん。10年程前にSONYが犯したミスを改めて言及。


伊集院:
やっぱいいね。古い本がいいなってのは、PSXって覚えてます?10年ちょっと前位のゲームファンの夢だよね。まして高校生の夢でしょ。
PS2が出てちょっと落ち着いて、中にハードディスクとネットワークの機能が組み込まれた最新型ですよって時に、片やハードディスクレコーダーっていう猛烈に高い家電製品が世の中に出て、ビデオテープにテレビ番組を録る時代じゃないですよって時にSONYからPS2とハードディスクとネットワーク機能とテレビを録れる機能が全部合体したやつが10万で出るって事になって、その特集記事で「スクープ!PSX発売」って書いてあって「PSXは買いか!?」って記事がバーンって特集されてるわけ。
こっちは(10年後の人間だから)買いじゃないって分かるじゃん(笑)
その後の事をすげー覚えてるんだよね。10万円っていうのはそうおいそれと買える価格じゃないじゃないですか。だけど単純にPS2とネットワーク機能とHDレコーダーと足すと10万円超える上にSONYのちょっと格好いいん新製品できたから。
今でも覚えているのは99800円くらいの当時にしても強気の価格設定で出てきてて、俺も迷いに迷って、HDレコーダーは持ってたから俺は買ってないのよ。
半年後位に半額で秋葉原で売ってるのを見つけて、なにこれ!?みたいな派手なコケ方をしてるわけ。
その頃も今もSONYにありがちな事なんだけど、その頃ってテレビがアナログからデジタルに移行する境目なんですよ。2004、5年位にデジタル放送が始まりますよ。だけど完全移行は2011年ですよって。そういう微妙な時期なんですよ。
その真っ只中にPSXはアナログ対応で出たんですよ。その時にSONYは「デジタルなんてまだ先ですよ。飾りですよ」なんて事を言うんですけど、直後にヤバくない?ってなってすぐに新機種が出たりするうちにPSXは無くなっていくんですね。
それを「買いか!?」って議論が買わされてるのを未来視点から買いじゃないねって思ったりするの(笑)


かつてAV(オーディオビジュアル)業界やゲーム業界で隆盛を極めたSONY。その凋落が見え始めた頃の出来事です。
このトークを聴いて、メイドインジャパン復活の為にも是非頑張って欲しいと思いました。

スポンサーリンク