バカリズムが自ら経験したテレビ番組に対するワクワク感について語っていました。
ドラクエや龍が如くの新シリーズ発売で、ワクワク感が止まらないバカリズム。
それを受けて、テレビ番組に対する持論を展開。
バカリズム:
テレビとかバラエティ番組は昔より今のほうが多いんじゃないんですか。
(昔は)ドリフとひょうきん族、裏でやっていましたもんね。今考えたら凄いですよね。あの当時の2大バラエティ番組が同じ時間帯にやってて、休日のワイドショーで検証やってたんですよ。覚えているんですけど。
ドリフとひょうきん族が放送されてるモニターを部屋に置いて、ちびっ子をその中にバーンって放って、どっちに行くの多いかみたいな。そんな事より視聴者数調べたほうが早いんだけど(笑)子供達の間の人気が社会現象になっているみたいな。そんな事やっていた位だから。
俺はひょうきん族派でしたけど「派」ができる位でしょ。土曜日のあの流れからの「ゴールデン洋画劇場」。
基本的には俺は小学4年生位だったから、そんな洋画とかも見ないけど、ジャッキー・チェンのやつがあった時は「ひょうきん族」からの「プロジェクトA」とかね。もう最高ですよ。あんなのたまったもんじゃないでしょ。
俺は子供だからすぐ寝てたけど、俺より年上の人たちは「ねるとん」をやってたりとかね。あれも土曜日でしょ。凄いじゃないですか。その前の時間帯なんて「やっぱり猫が好き」やってましたよね。確か土曜のゴールデンタイムですよ。凄いですよ。
ひょうきん族始まる前くらいには「あばれはっちゃく」やってましたからね。あばれはっちゃく鼻つまみ、おいらは花のおちこぼれやってましたからね(笑)
俺たちはこの世界にいるから分からないけども、例えば「アメトーーク」とかね。人気バラエティ番組は今でもあるじゃないですか。芸人の数も多いし。そう言うワクワク感を与えられているのかね。俺たちね。
不安になりますよね。俺は自分の番組やるっていっても別にワクワクしないじゃないですか。自分だから(笑)同業者の人の面白い番組見ようとは思うけど、この世界に入ってしまったら、ちょっと目線が違うでしょ。
「わ!今日やるやらやるじゃん」みたいな感じとかね。オープニングのCGの感じとか、ひょうきん族から続いてるエンディングの山下達郎さんだとか、お洒落な音楽でちょっと切なく終わるんですよね。それまでくだらないコントだとかワーーッってやって、切ないエンディングでパーンって終わる感じ。エンドロールしっかり見せる映画みたいな終わり方ね。
(僕らは)ああ言う感覚とちっちゃい子達に与えられてるのかね?あばれはっちゃく位は与えられているのかな(笑)あばれはっちゃくはその後のメインのドリフやひょうきん族の前菜的な部分があったじゃないですか。あばれはっちゃく面白かったけど、あばれはっちゃくで寝れないじゃないですか。
そう言う芸人になれてるといいですけどね。
先輩達に与えてもらっていたワクワク感を、今の子達に自分が与えられているのかを自問自答するバカリズム。
彼の真面目な一面が垣間見れたトークだと思います。