伊集院光、根性論と現実論が同居するスポーツニュースの興味深さを語る

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伊集院光、根性論と現実論が同居するスポーツニュースの興味深さを語るラジオ芸人の小ネタトーク3月27日放送TBSラジオ「伊集院光とらじおと」より。

稀勢の里の逆転優勝と選抜高校野球の再試合の話題を受け、伊集院光が高校生に無理させてはいけないという声と無理して優勝した稀勢の里を褒める声が同居しているのが興味深いと語った。

 

伊集院光:
スポーツのニュース2つ出たんですけど、大相撲は本当に稀勢の里の感動的な逆転優勝で、何か僕のイメージでは一昨日左肩を負傷した時点で、それこそ僕は恐らく残りの取り組みは立ってるだけなんだろうって、それでも休場はしないていう新横綱の意地を通すんだろうって思ってたんですけど、まさかの照ノ富士と並んで、並んだだけでもよくぞ並んだっていうのに、更に優勝決定戦で、しかもギリギリの相撲じゃないですか。両方共。

中村尚登:
本割も決定戦も両方とも「負けたかな?」っていう感じでしたもんね。

伊集院光:
「ある意味負けて仕方なしじゃんか」って思っているところでの何とかっていう…最後の小手投げもそうでしたけど、感動的なね。

中村尚登:
賜杯を受け取る時、顔が痛そうでしたもんね。

伊集院光:
で、並べたっていうのは高校野球、選抜も今面白い展開で、延長15回の引き分け再試合なんていうのは僕のイメージはひとつの大会で1、2回あればいいとこなんだけど。

中村尚登:
全然無い時もありますもんね。

伊集院光:
にも関わらず1日でそれが2回も起こるっていう大接戦だと。そんな中で引き分け再試合の前から言われてるんですけどね、ちょっとピッチャーに負担が有りすぎるんじゃないかと。

中村尚登:
はい。

伊集院光:
若いうちに高校野球で1試合の球数を相当投げると。これが投手生命を縮めてるんじゃないかという議論がずっとされてて、例のWBCの決勝戦で「95球で先発ピッチャーは降ろしましょう」と決めてると。今回、福井工大福井のピッチャーも福岡大大濠のピッチャーも200球ぐらい投げてるんですよ。1日で。

安田美香:
あー

伊集院光:
しかも、割りと再試合となればまた投げるんですよね。

安田美香:
そうですよねぇ。

中村尚登:
今日一日だけですものね、休みがあるのは。

伊集院光:
これどうするのって言う議論がいつもあって、ピッチャーに負担かかるっていう議論があって、「とにかく高校生にこんな無理させていけないんじゃないか」っていう。

安田美香:
はい。

伊集院光:
何かね、スポーツニュースをその流れでずっと見てて感じたことがあって、もちろん高校生とプロフェッショナルを同列で比べちゃいけないんだけど、怪我を押して出て、あの中で逆転優勝する稀勢の里に対しての思い入れというものと、無理して投げるエースピッチャーへの思い入れというものは…「高校野球のピッチャーが無理している。けしからん」っていう口のまま稀勢の里を褒めるって言う展開見ちゃったもんだから、俺はちょっとそれに矛盾を感じる(笑)

中村尚登:
ははは

伊集院光:
ここ間違えないで欲しいのは、高校生に球数制限を付けなくていいとは思ってないんですよ。やっぱり負担は無い方がいいと思うんだけど、批判を受けてでも高野連の偉い人とかが制限つけるべきなんじゃないかと思うぐらいだけど。でも、それが同居するのが興味深いと言ったら言い方逃げ過ぎかな(笑)不思議だなぁって思いましたね。

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