伊集院光、組織犯罪処罰法の危険性を指摘…「その対象は誰が判断するの?」

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伊集院光、組織犯罪処罰法の危険性を指摘…「その対象は誰が判断するの?」ラジオ芸人の小ネタトーク3月22日放送TBSラジオ「伊集院光とらじおと」より。

組織犯罪処罰法の改正案の閣議決定を受け、伊集院光がその対象が拡大していく怖さを指摘。過去の法律が同じようにどのような形で変わっていったのかを知りたいと語った。

 

伊集院光:
いわゆる『共謀罪』。組織的犯罪集団を取り締まるという。

内山研二:
今まではちょっと誰かを殴っちゃおうとか考えただけでも処罰されるっていうイメージが先行してたのが、そうではなくて「組織的犯罪集団が適用ですよ」って。どういう組織かというとテロ組織であったり暴力団だよっていう事を強調してるんですよね。

伊集院光:
うんうん。

内山研二:
その中で対象なんだけど、考えれば考える程、適用がドンドン限定できないようになるんじゃないかと不安がつきまとうんですね。

伊集院光:
そうなんです。まずその準備行為っていう事がどういう事をしたら準備なのかっていう事も分からなし、あと指定されてる暴力団に限定されたりとか、すでに何かやってるテロ組織とかに限定されてればそれは分かりやすいんですけども。

内山研二:
例えば「正当な団体であっても、目的が一変した場合は処罰の対象になる」…目的が一変って誰が判断するんでしょう。

伊集院光:
そうなんですよね。もちろんみんながデリケートになるのは捜査機関の権力が、もしくは国の権力が強くなってしまって何でもかんでもっていう事になりかねないっていう事に対して皆凄く慎重になるんですけども、確かにテロの驚異はあるわけで、こういう人達をなるべく沢山早めに取り締まって欲しいのは欲しいわけで。

内山研二:
はい。

伊集院光:
僕凄く知りたいのはね、こういう事が一番最初は「テロを撲滅したい」とか、犯罪集団を早く謙虚する事で少しでも被害を少なくしたいっていう形で出来た法律がそうじゃない形になってくる過程は過去にどういう匂いがしたのかを、ちょっと先輩方に訊きたいんですよね。

内山研二:
あぁ、そうですね。

伊集院光:
最初にどういう風なやりとりがあって、大丈夫だったはずのものが何が起こりだして、その時にキーになってた法律の文言は何だったのかっていうのを、外国のケースでもいいんですけども、ちょっと細かく訊きたいなと思いますね。

内山研二:
対象となってる277の犯罪といいますけど、これテロ等と言ってテロではない部分もかなり対象として含まれてるという事です。ですからさっき申し上げましたけど、目的が一変した場合は誰が判断するのって、捜査当局がってなってくるでしょう。そうするとこれがドンドン拡大していくと、例えば治安維持法なんて昔ありましたね。それだどういう風に変わっていくのか、伊集院さんがおっしゃったように、その当時の流れっていうかな、過去から学ぶじゃないですけど、それをキチンと見た上でこの法案は凄く注視してなきゃいけないなって思いますね。

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