3月17日放送「金曜たまむすび」より。
TBSアナの安藤弘樹がWBCの試合は公平感が足りないと指摘。それを受けて玉袋筋太郎も世界ランク1位としてのチャンピオンの懐の深さを見せるべきと語った。
安東弘樹:
WBCが盛り上がってますよね。
玉袋筋太郎:
盛り上がってますね。やっぱ凄いね。野球の力っていうのは。全勝ですよ。稀勢の里状態ですよ。
安東弘樹:
そうですね。若干違和感あるんです。
玉袋筋太郎:
若干ね。
安東弘樹:
なぜ全部世界ランク1位の日本がホームで出来るんですかね。
玉袋筋太郎:
それどうなんですか?やっぱり違うの?
安東弘樹:
公平至上主義者なんですよ。だからサッカーみたいにホーム&アウェイをやって欲しい。どっちかというと。
玉袋筋太郎:
なんで日本でだけずーっとやってるんだと。
安東弘樹:
言ったら、世界ランク1位の王者の日本が、自分より下位の国を、自分達のコンディションのいいところに連れてきて、連れてきてって言っても日本が連れてきてるわけじゃないんですけど。
玉袋筋太郎:
うん。
安東弘樹:
勝って嬉しいですよ。でも何か心に引っかかるものがあるんですよね。
玉袋筋太郎:
全てホームでやってるというところですよね。
安東弘樹:
コンディション、こっちの方がいいわけですよね。
玉袋筋太郎:
これプロレスで喩えたら、プロレスのチャンピオンベルトをルー・テーズなんかが巻いてたわけですよ。NWAの。
安東弘樹:
はい。
玉袋筋太郎:
チャンピオンっていうのはずーっと地元でやってるわけじゃないでしょ。世界的に転戦していってテリトリーのトップと戦って、ベルトを取られて最終戦で取り返してまた回っていく。そうするとそのテリトリーが盛り上がるわけじゃないですか。
安東弘樹:
はいはい。
玉袋筋太郎:
そういう事ですよね?
安東弘樹:
うん。どっちかというと野球はまだ新興国が多いので、そこで盛り上げるという意味では野球が元々盛り上がっている地域でやるよりもとちょっと思ったりするんですよね。皆さんどうですかね。
玉袋筋太郎:
私もそう思いますね。それは。
安東弘樹:
反感買うんですかね。そういう事言うと。
玉袋筋太郎:
いやいや!勝ってる事は素晴らしいんですから、いいですよ。
安東弘樹:
選手達は一生懸命頑張ってますけど、何かこうもうちょっと公平感があった方がより喜べる気がするんですよね。
玉袋筋太郎:
行ったり来たりしてね。やってないもんね。これ。
安東弘樹:
しかも日本がチャンピオンなのにっていうところもまたね。
玉袋筋太郎:
だから侍ジャパンなんだけど、やってる事は殿様ジャパンって事ですね。
安東弘樹:
世界ランク1位で言うとね(笑)
玉袋筋太郎:
殿様が「行けよ。侍、出ていけよ」と。
安東弘樹:
アメリカとか韓国でもそうなんですけど、野球が盛んな国が、球場が整ってるっていうのももちろん分かるんですけど、元々盛り上がっているところが有利な状況で、どの地区もね…なんか「あれっ?」って言う気がする。
玉袋筋太郎:
相手チームの士気も下がりますよね。あれだけパパパンと日本を応援されたらね。「いいプレーしたら少しは拍手してくれよ」みたいなね。
安東弘樹:
だから僕も思うんですけど、日本でやってる時はホームなんで、相手のチームの攻撃の時にシーンとしてるんですよ。まぁしょうがないと思いますけど。
玉袋筋太郎:
それがアウェイだから。
安東弘樹:
ただ、相手のいいプレーとかには、もうちょっとお客さんも拍手してもいいんじゃないかなという気はちょっとするかな。
玉袋筋太郎:
そうですね。敵ながらアッパレってね。それが侍精神じゃないですか。
安東弘樹:
そうそう。もうちょっと我々応援する側も世界ランク1位の国なんで余裕をもって応援して、そういう王者の貫禄的で見る方がね、あとメディアの責任もちょっとあるかもしれませんけど(笑)
玉袋筋太郎:
懐深くね。チャンピオンの懐の深さ、インサイドワークを見せろと。