伊集院光、WBCでホームランボールキャッチした少年に言及…「俺がチビっ子の立場で取らなかったかというと100%取った」

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伊集院光、WBCでホームランボールキャッチした少年に言及…「俺がチビっ子の立場で取らなかったかというと100%取った」ラジオ芸人の小ネタトーク3月8日放送TBSラジオ「伊集院光とらじおと」より。

伊集院光が、WBCキューバ戦で山田選手のホームランボールをキャッチして試合を中断させた観客について言及。いけない行為だと言いながらも自分がその立場だと100%キャッチしてしまうと語った。

 

伊集院光:
途中で外野に飛んだホームラン性のボールを、外野席の一番前にいたお客さんが手を伸ばして取ったと。これは野球のルール上でホームランかどうか微妙であると。この人が取らなかったらフェンスに当たって跳ね返ってたんじゃないかと審判が判断した結果、ホームランじゃなくて2塁打ですと。結果1対1から2点入るはずだったホームランが2塁打に判定が変わりましたから、1点しか入らなかった。

内山研二:
はい。

伊集院光:
日本はこれで1点リードしたんですけどね。これがねテレビで何度もVTRが流された。1番前の席で取ったのはどうやら中学生の少年で、野球はみんな熱くなって見ますから、「試合を妨害するんじゃない」って見方も出るんですよ。また微妙な打球で、彼が手を出さなかったらどうなんだって判断が難しいわけ。

吉井歌奈子:
はい。

伊集院光:
僕も野球物凄い好きだからそれに対して、大人だろうが子供だろうが誰であろうが、野球のプレイに観に来たお客さんが影響を与えてしまうのはよくないし、腹も立つ事は立つんだけど、一旦スタッフでも話して、その子がホームランボールを取ったのが嬉しくて、自分でSNSにそれを上げて「俺、ホームランボールを取ったぜ」って言っちゃうわけ。そうするとそれを見てた野球ファンは怒る。「お前のせいで2点が1点になったじゃないか」とか「試合が止まってる」とか色んな事があるわけ。更には球場でその子が警備員さんに怒られてるところを写真に撮ってSNSに上げた人がいる。

吉井歌奈子:
うーん

伊集院光:
もうネットが荒れに荒れるわけ。みんなでそんな現状を話してて、俺以外は割りとスタッフお父さんが多いんです。自分の子と野球観に行ってて、自分の子がこの状況になったらどうする?どう思う?っていう話をしながら。

内山研二:
はい。

伊集院光:
僕は僕で、僕があの試合の大事な局面にいて、「ホームランボールこないかなぁ、お父さん。俺、ホームランボール来たら取るよ」なんてグローブ持って観てて、結果を見れば取らない方が、手を出さない方が良かったんだけど、俺がチビっ子の立場で取らなかったかというと100%取った。

内山研二:
いや取っちゃいますよ。

伊集院光:
周りから我先にって取りに来る中で自分に一直線に来たのを取って、しかも皮肉なことに、取った場所よりも、その後プロの打球の強さに押されて、フェンスより下に手が下りるんだよね。その感じがよりホームランじゃなくなった感に見えたという不幸もいっぱい重なるわけ。

内山研二:
これはもう取っちゃうのはしょうがないんですよね。

伊集院光:
想像してみるとね。冷静に考えると取っちゃダメだし明日行く人は子供に言った方がいい。「俺達はボールはワンバウンドしてからだよ」って。あと「危ないから取りに行くより避けた方がいいかもしれない」って。

内山研二:
でもこれね。取って「やった!」って、そこから先にツイッターに上げちゃうとこのプロセスで「ちょっと待ちなさいよ」って。そこかなぁ。

伊集院光:
俺が熱くなるファンのタイプだから半分はそっち側としても分かるんだけど、やっぱりツイッターは上げる方も気をつけなきゃいけないし、何か言う方も「これってどういう風な気持ちなんだろう」っていかなきゃいけないなぁって 、色んな事を考えさせられるシーンだったなぁ。

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