2月18日放送ニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」より。
若林正恭がドラマのサラリーマンのチョイ役で出演。しかし撮影当日、頭を七三にされピンクベストと黄色のネクタイとう春日ファッションをされられるとう謎の演出だった事を明かした。
若林正恭：
タイトルは言えないんだけど、ドラマのチョイ役で行ってきたんですよ。10分もないチョイ役。一瞬出るみたいな…この間行ってきたんですよ。
春日俊彰：
ほぉー
若林正恭：
真面目に後輩のサラリーマンを、先輩サラリーマン役ね、俺が。居酒屋で励ますというシーン。
春日俊彰：
なるほど。
若林正恭：
結婚しようとしててみたいな…「お前、結婚はいいぞー」みたいな。
春日俊彰：
わははははは
若林正恭：
お前、何笑ってんだよ！
春日俊彰：
それミスキャストだよ。どう考えても（笑）それ、もうコントじゃん。
若林正恭：
コントじゃないよ。
春日俊彰：
真面目なやつ？
若林正恭：
当日現場入ってね、メイク、着替えがあるじゃないですか。台本をチェックしながらメイクしてもらってたの。
春日俊彰：
うんうん。
若林正恭：
「出来ました」ってなって台本から目上げて鏡見たら、髪形がバッチリ七三になってたんですよ。
春日俊彰：
へーっ
若林正恭：
時間かかってるなって思って、ビシっと、もう春日の髪形みたいな。「何か昭和っぽい先輩のサラリーマンの感じかなぁ」って。まぁ若い人がいっぱい出るドラマじゃなかったから、そういう感じなんだと思ってたの。
春日俊彰：
うんうん。
若林正恭：
ちょっと恥ずかしいっていうか、七三の。それで「衣装着替えまーす」って、衣裳部屋行って『若林』って札が掛かってるハンガーのところを見たら、スラックスと白シャツとピンクベスト…がぶら下がってたんですよ。
春日俊彰：
うん？
若林正恭：
あれ？と思って、で、ジャケット羽織るのかなぁ、この上からと思って、とりあえず着たのよ。サイズぴったしで、「ジャケットあるんですか？」って言ったら、「ない」って。
春日俊彰：
ほぉー
若林正恭：
「一応用意するかどうか迷ってたんですよ」みたいな感じで衣装さん言ってて。俺、この時点で白シャツ・ピンクベストで七三になってるのよ（スタッフ笑）
春日俊彰：
ほー
若林正恭：
それで、たまたま堺雅人さんと一緒にやった映画のスタッフさんが入ってたから、助監督で。聞きに行ったんですよ。
春日俊彰：
うん。
若林正恭：
その時俺って七三でピンクベストで黄色のネクタイなんですよ（スタッフ笑）
春日俊彰：
普通のちゃんとした役？
若林正恭：
ちゃんとした役。台本とかにはなんにもそんな事書いていないよ。
春日俊彰：
ほー。格好がちょっとトリッキーだけど。
若林正恭：
「これ春日ですよね」って聞きに行ったら、「いやそうですよ。春日さんに見えて欲しいんです」って。「見えさせたいんですよ、視聴者の方に」って。
春日俊彰：
へーっ
若林正恭：
「あ！そっちっすか」って。じゃー全然コント寄りの感じだ。俺は真面目な感じで役作りしてたのに、だから役者さんって当日に作り上げてきたのと違うのってあるんでしょうね。
春日俊彰：
なるほど、演出ってことだね。
若林正恭：
それでちょっと外を歩いてから居酒屋に入っていくシーンなの。ADさんが台本を振り始めたら歩いて、角を曲がって居酒屋入っていくっていう外のシーン。
春日俊彰：
曲がった後のところにカメラがあって、曲がって登場だ。
若林正恭：
だから待機してる間は普通の一般の通行人の方は、春日のベストを着て七三にしている俺がいるとこしか見えてない。
春日俊彰：
なるほど、カメラが近くにないからね。
若林正恭：
ガンガンスマホで写真とられた（スタッフ笑）
春日俊彰：
そうだろうね。
若林正恭：
じゃ春日でいいんだって、「よーいスタート」で、あんまりやりすぎても寒いから、ちょい胸張るみたいな感じ。
春日俊彰：
うん。
若林正恭：
胸を張る感じで、角をキュッと90度に曲がって…「カット！」って言われて、監督にメガホンで「若林さん、春日さんが強いですね」って（笑）「あれ？これ春日の感じじゃないんですか」って。
春日俊彰：
珍しいな。
若林正恭：
「若林さんの感じで春日さんの格好という感じで見せたい」と。
春日俊彰：
難しいねぇ。
若林正恭：
普通に思ったよ。「先言って」って。分かんないから。
春日俊彰：
そうだね。もう演技プランがガタガタというか、難しいよね。普通のサラリーマン役より難しいね。
若林正恭：
あと俺の春日の格好と歩き方に、居酒屋にいるエキストラの人全然笑ってなかったからね。
春日俊彰：
ははは 辛いね。
若林正恭：
やっぱり春日って辛いな。春日って苦役だなって思ったね。苦役春日、芥川賞（笑）