伊集院光、清水富美加に対する著名人のコメントの一様さに違和感…「死にたいと思ってたという人に『仕事の責任』を求めるのはどうかと思う」

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伊集院光、清水富美加に対する著名人のコメントの一様さに違和感…「死にたいと思ってたという人に『仕事の責任』を求めるのはどうかと思う」ラジオ芸人の小ネタトーク2月14日放送TBSラジオ「伊集院光とらじおと」より。

前夜の『深夜の馬鹿力』の中で清水富美加に対する著名人のコメントに言及した伊集院光。「どちらの味方でもない」と前置きをして、更に細かく持論を展開。成功者・発言権のある人達からのコメントが一様に同じなのに気持ち悪さを感じると語った。

前夜の言及はこちら
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伊集院光、清水富美加騒動に対する芸能人のコメントに言及…「正しい・正しくないじゃなくて、参考になんない」

 

伊集院光:
芸能ニュースっていいますか、スポーツ紙でも一面ですし、朝の番組でも取り上げられているんですけど、タレントの清水富美加さんていう方が事務所との関係性の中で、「もう無理だから」って、売れっ子だったんだけど引退を表明…引退じゃないのか、事務所を出て自分の信仰の幸福の科学に出家しますって話が今割りと話題になっています。

上田まりえ:
そうですね。

伊集院光:
その時僕がひとつだけ違和感を感じるっていうかね、間違ったことを言わないように珍しくメモを書いてるんですけど、「どちらの味方にもならないように気をつけよう」って自分で書いてるんですけど。

内山研二:
ほー

伊集院光:
これは僕は事務所の味方でもなければ、彼女の味方でもないし、宗教団体の味方でもないっていう位置から話をするって事は宣言しときますけど。

内山研二:
はい。

伊集院光:
それにしても皆さんに訊きたい、尋ねたい、問いかけたいとこね。芸能界の中からこのニュースに関するコメントがいっぱい出てくるじゃないですか。今から僕もまんまとするわけですけどね。この芸能界で今でも仕事をしている中堅・ベテラン、発言権が与えられてる人達がする意見があまりに「彼女が身勝手で仕事をこのまま放棄する事が迷惑をかける」って事があまりに多いことに対して…この意見が間違ってるって言ってるんじゃない事はキチンと確認しておきたいんですけど。

上田まりえ:
はい。

伊集院光:
そういう意見もありましょうが、あまりにそれ一色な事にちょっと気持ち悪さを感じるんです。

上田まりえ:
うーん

伊集院光:
と言うのも、みんな芸能界って、自分もいて、特性として一般の会社と違ったりとか、一般の社会と違う事はいっぱいあると思うんですけどね、そこで勝ち抜いてきちゃた人の意見っていうのはね、例えばスポーツで言うと『ウサギ飛び』って今でこそやらないじゃないですか。「ウサギ飛びっていうのはどうも膝に良くないらしい」っていうのを声を発するっていうのは、ウサギ飛びって成功者は、やっても強靭な体力でホームランを打ちって人達はアレを「間違ってた」って言わないんだよね。

上田まりえ:
うん。

伊集院光:
要はそこにちょっとバイアスがかかっちゃうって気がするのね。ちょっと前までは、町工場でもいい、こういう放送局でも良い、寝ずに働いてる人が「もう俺無理です」って言った時に、「お前、俺達若い頃もっと仕事してたぞ。お前が倒れたら他の人に迷惑かかるだろう。寝ないで頑張れよ」って事を良しとしてた世の中があるんだけど、「もはや違うだろう」っていう風潮だと俺は思うんだけどな。

上田まりえ:
はい。

伊集院光:
そんな中、全員が「みんなに迷惑かかるぞ」って。少なくとも彼女は「死にたいと思ってた」と言ってるわけでしょ。死にたいと思ってたって言ってる人に、「仕事の責任を取ってないから辞めるのは何事か」っていうのは、俺ちょっと違うんじゃないのっていう。だから逆に言うと、彼女に迷惑をかけられた人、彼女が不満に思った事にちゃんと法律の元裁判にしたほうがいいと思う。

内山研二:
はいはい。

伊集院光:
ちゃんと裁判をして、自分が迷惑を掛けられた、損害を掛けられたとはどういう事とか、自分が不当な形で労働をさせられたとはどういう事なのかをちゃんとやるべきだと思うんですよね。法に乗っ取ってやるべきだと思うんですよね。

内山研二:
はい。

伊集院光:
じゃ難しいのは僕が彼女の味方かというと、僕は僕なりに「そうじゃない」っていう意見はあるんだけど、あまりに今回著名な人達の意見が「俺の時もそうだった」とか「周りの人に迷惑かける」というのはちょっとバランス感覚を欠いてるような気がするんですけど。一応メモには「どちらの味方でもない」って書いてはみたんですけどね(笑)

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