伊集院光、コンビニ防犯カメラ画像貼り出し事件に持論を展開…「『窃盗を許さない』って事を寧ろ本部がやってくれないと」

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伊集院光、コンビニ防犯カメラ画像貼り出し事件に持論を展開…「『窃盗を許さない』って事を寧ろ本部がやってくれないと」ラジオ芸人の小ネタトーク2月8日放送TBSラジオ「伊集院光とらじおと」より。

千葉県のファミリーマートで防犯カメラに映った不審な客の画像を店内に貼り出していた事件を受け、伊集院光がコンビニエンスのトップがもっとアピールして店主側の盾になるべきだと持論を展開した。更に万引きは立派な窃盗だと語った。


伊集院光:
この時間、聴いてる方で商店を経営してる方、働いてる方も多いと思うので、ちょっとそこはお耳は貸していただきたいんですけど、コンビニの万引きの話です。

内山研二:
はい。

伊集院光:
「万引き犯です」っていう防犯カメラで確認した画像を店内に出しましたと。これ恐らく色んな事が関わって来て、あんまりこれがいい答えにはなりませんよ。恐らく。

吉井歌奈子:
はい。

伊集院光:
僕、昔も本屋さんの店主が、万引きに困ちゃって、近くの学校の生徒をいっぱい貼り出して、「謝りに来たらこれは外します」って。

内山研二:
ほー

伊集院光:
「本当に万引きで困ってるんです」ってやったんだけども、「それは色んな権利を侵害してるじゃねーか」っていう事を親が言って来て大揉めに揉めたって事があったと記憶してるんですけど。後僕もスーパーマーケットで店員をやったりしてたもんですから、万引きの被害ってまぁ凄いです。

内山研二:
ちょっと調べてみたらですね、全国万引き犯罪防止機構って組織が調査をしてるんですよ。2014年度の被害が603社の7万3千店あまりのお店を調べたんですね。推定ですが万引き被害額の総額、1年で857億円。

吉井歌奈子:
えーっ!?

内山研二:
これひとつの店舗にすると115万円になってるんですよ。

吉井歌奈子:
そんなに被害が…

伊集院光:
コンビニがどうかは別として、今ドンドン値下げ競争になって利益の幅も少ない中でひとつの物を盗まれるって事が相当大変だって中で、恨み辛みがある、どうにかしたいっていう気持ちは分かる。この行為が良いかどうかじゃなく、気持ちは凄く分かるんですけど。

吉井歌奈子:
はい。

伊集院光:
僕はむしろ今は、フランチャイズのトップがやる事は、テレビCMとかで、万引き…万引きって言葉もどうかね?

内山研二:
そうですね。何かね。

伊集院光:
「窃盗を許さない」って事を寧ろ本部がやってくれと。で、いち個人店主達が、「僕はこれくらいの事は地域の事ですし、勘弁したいんですけど、本部が許さないっていう方針なんで、すいませんが警察を介入させてもらいます」って言う風に、親分ってのはそういうもんでしょうよと思うんですよ。

内山研二:
うんうん。

伊集院光:
「申し訳ない。こっち側は本当に見逃したい。一回だからと思ってますけど」っていう方の盾になってくれないとと思ってて。

内山研二:
そうねぇ。

伊集院光:
もちろん、元々そういう為に防犯カメラも付けてませんしこういう形の公開を個人でやっていくとね、なんだろな…「罰を個人が与えていい」みたいなのに近い形になってくるから、このやり方が正しいって言ってるんじゃないんだけど、万引きに対する認識が世間が甘いような気がしてて、窃盗だし、経験のある人から言わせると「子供の頃の麻疹みたいなもんでね」とか言い出す人もいるんですよ。

吉井歌奈子:
うんうん。

伊集院光:
その感じをそろそろ止める為に、逆に言うとコンビニエンスのトップがひと肌脱いでくれないかなと思ったりするんですよね。

内山研二:
あと、『万引き』っていう言い方も止めたらいいんじゃないですか。

伊集院光:
そうですよね。イジメと傷害と一緒で、万引きは窃盗ですよ。泥棒ですよね。なんかそこをやっていかないといけないかなと思いますよね。ただ本当に怒っててもこの手の事をやっちゃうと、人が警察を介さずに、裁判を通さずに罰を直接与える事に近い事が起きちゃうので、これが良いとは言ってないです。なんらかの対策を取らなきゃいけないんじゃないかなと。

内山研二:
そうですね。

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