６月２０日放送「JUNK伊集院光深夜の馬鹿力」より。
『上海ディズニーランド』のオープンで中国人客のマナーが取り沙汰される報道を受け、伊集院光が「中国人だから何かやるだろう」という先入観でカメラを構えるマスコミの方が意識が低いと指摘。更に、日本人はディズニーランドのルールに毒されていないかと疑問を呈した。
伊集院光：
『上海ディズニーランド』でさ、「どうせ中国だから何か変な事するぞ」って目線でカメラ撮ってる感じあるじゃん。そうするとさ、並んでる親子の子供が途中でおしっこしたくなっちゃって、草むらでおしっこさせる画、やたら見なかった？
なんかそれを、中国のそういうとこの意識が低いみたいな映像で撮るぐらいだったら、おしっこしたくなった子供を延々と狙ってる方がよっぽど意識低くね？って想いながら（構成作家笑）しかもあの画、被ってるって事はさ、「待ってました！」って思っておしっこしてる子の画を撮るわけじゃんか。
あとリンゴを勝手に剥いて食ってるおばはんがいる。「ナイフ持ち込んでリンゴ剥いて食べて、それはダメに決まってるだろ。ディズニーランドは」って言うけど、それはよっぽど俺らがディズニーランドに毒されてない？
別にディズニーランドが食べ物持ち込めないルールって、ディズニーランドが決めたもんだからさ。受け入れなければ入れてもらえないからそうしてるだけでの事でさ。
俺らも最初、お弁当持っていけないって話になった時に、「なんじゃそりゃ？」って思った気がするんだけど、なんかそれが「上海ディズニーランド、絶対変な事起こるわ」っていう空気で撮って、「ほら撮れました！」みたいな感じとかって。「ここ登ってますよ」とか「タバコをポイ捨てしましたよ」みたいなのを凄い撮ってる感じとかのほうが、何か変な感じって思ったりするな。