博多大吉、IPPONグランプリで手が震えていた理由を明かす…「だから『武者震い』と『恐怖感』なんですよ」

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博多大吉、IPPONグランプリで手が震えていた理由を明かす…「だから『武者震い』と『恐怖感』なんですよ」ラジオ芸人の小ネタトーク6月15日放送「赤江珠緒のたまむすび」より。

『IPPONグランプリ』でオードリー若林に敗れて準優勝だった博多大吉。周りから手の震えが凄かったという指摘を受け、緊張とは違うその理由を明かした。

 

博多大吉:
一番言われるんですよ。「震えてたねぇ」と。何か心配されるレベルで。

赤江珠緒:
そうですか。

博多大吉:
「大丈夫?」って言う風な感じで訊かれるんですね。色々喋りたい事あるけど、負けた分際なんでアレですけど。

赤江珠緒:
いえいえ、喋っときましょう。

博多大吉:
いっこだけ。僕、終わってからずっと「何であんなに震えてたんだ?」って不思議だったんですよ。というのもテレビなんで分かりやすく「緊張してます」とか、人に訊かれた時は言ってましたけど、本当の事を言うと、そんなに緊張してないんですよ。

赤江珠緒:
あ、そうなんですか。

博多大吉:
「緊張した」って言ったら、例えば言葉が出てこなかったりとか、頭が真っ白になったりとか、自分が今どこにいるのか分からないとか、そういう事が緊張でしょ?

赤江珠緒:
はい。

博多大吉:
そういうの全くないですよ。別に普通に言葉も出るし、それはまぁ時の運みたいな事もあるから、噛むこともありますけど、別にそこまで、いい緊張感はあるけど、手が震える程の緊張は僕してないんですよね。

赤江珠緒:
なるほどね。今迄にも色んなお仕事されてますしね。

博多大吉:
しかも『IPPONグランプリ』も4回目なんで、今までは震えてるところをオンエアでチラっと観て…あ、オンエアってほとんど観きらないんですよ。怖くて。自分も自信無くす事しかないから、飛ばし飛ばしで目とか瞑りながら…

赤江珠緒:
分かります!分かります!自分のオンエアなんてあんまり観れないですよね。

博多大吉:
あんまり観てないんですけど、手が震えてたのは分かってて、緊張してるんだろうなぁって思ってたんですけど、何回も言います。今回出た時に自分でも分かるくらい震えてるから、分かるって事はそこまで緊張してないって事でしょ?

赤江珠緒:
うん。

博多大吉:
だから、なんでこんなに手が震えたのかなぁって思って、終わって2週間くらい…結論出ました!

赤江珠緒:
はい。

博多大吉:
これはね、まずいっこは『武者震い』です。

赤江珠緒:
ほーーっ!

博多大吉:
大喜利ってね、漫才とかコントとかピン芸と比べてさ、やっぱり誰でも出来るって言えば出来るじゃない。問題に対する答え書くだけですから。

赤江珠緒:
まぁ、思いついたらね。

博多大吉:
敷居は低いし、誰だって出来るし、実際問題僕より面白い大喜利の答え出す人って、芸人さんはもちろん一般の方にもたくさんいるわけですよ。

赤江珠緒:
大地真央さんも面白かったですね(笑)

博多大吉:
そうそう(笑)だから誰がやっても面白いやつをわざわざテレビでやるっていう時に、そこに選んでいただいてると。予選も免除で。これは結局芸人として、今まで積み重ねてきたものが認められてるからこの席に座れてるんだと。こんなとこまで僕は来たんだと。これは頑張らなきゃっていう武者震いなんですよ。

赤江珠緒:
ほーーっ、なるほどね。

博多大吉:
それともういっこが、こんなところに来てしまった。こんなところで私は今から答えを出すんだと。この答えの内容いかんによっては、今まで積み上げてきたものがゼロになる…

赤江珠緒:
まぁ、ゼロにはならないと思いますが(笑)

博多大吉:
いや、そのくらいの怖さがあるんで、だから『武者震い』と『恐怖感』なんですよ。どっちかって言うと怖さの方が上回ってるのかな、僕の場合は。

赤江珠緒:
はいはい。

博多大吉:
だから震えてるんですよ。

赤江珠緒:
へーっ

博多大吉:
なんか自分の映像観ながら、「どっかで観たな、これ」って思って、パッと思いついたのが、ちょっと昔の話ですけど、ロッキード事件で田中角栄さんの証人か何かにならなきゃいけないおじさんがさ、書類にサインする時、手がガクガク震えて書けないっていうニュース映像観た事あるんですけど。

赤江珠緒:
はいはい。

博多大吉:
僕、あれに一番近いのかなぁって思って。

赤江珠緒:
はー

博多大吉:
「これを書く事によって、この国はどうなるんだ」っていう…もちろんそんな国の政(まつりごと)と僕の大喜利を同列に扱うっていう意味じゃなくて、その心境に一番ちかいのかなって。怖さがあって手が震えてたと思うんですよ。

赤江珠緒:
なるほど。

博多大吉:
だからこの武者震いと恐怖感を合わせて手が震えたんだろうなって、これを早い話がひと言で「緊張してました」って言ってるだけなんだろうなって事を思いました。

赤江珠緒:
そうですね。味わい深い緊張感だと。

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