伊集院光、自動運転システムの落とし穴を指摘…「プログラミングする事が人間の善悪の話とかになってくる」

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伊集院光、自動運転システムの落とし穴を指摘…「プログラミングする事が人間の善悪の話とかになってくる」ラジオ芸人の小ネタトーク5月9日放送「JUNK伊集院光深夜の馬鹿力」より。

車の自動運転システムの開発が盛んになっている中、伊集院光が自動運転で起こるかもしれない問題点を指摘。コンピュータに「人とは何か」という概念をプログラミングさせる事も必要になると語った。

 

伊集院光:

オートパイロットの車。自動運転で何にもしないのに、グーグルとかトヨタとかクライスラーがやってる、何にもしないのに目的地に着いちゃう車みたいの、かなり具体的に研究してんじゃん。

これがさ、完全オートパイロットになるまで、凄い未来になると思うんだけどさ、例えばこのまま真っ直ぐ行ったら、2人轢いちゃうって時に、コンピュータは「右に曲がる」とか「止まる」とかするじゃん。

でも止まると後ろかなり近づいているから、後ろに乗ってる車の3人が死んじゃうとするじゃん。右に切ると1人死んじゃうとするじゃん。左に切ると860万人死んじゃうとするじゃん(構成作家笑)色々。ピタゴラスイッチの酷いのみたいなのが起きて。

それはコンピュータは安全運転って判断した時に、右にわざわざハンドル切って1人殺すでしょ。それがもし、コンピュータが全部計算できるんなら。凄い先の話。未来のコンピュータがすべての事を予測して、最善の方を動くとすると。

で、その時に、交通事故なんてどれにしたって納得いかないんだけどさ、じゃ前にいる2人は真夏の暑い日のアスファルトに、おちん〇んの先を何分付けてられるかというゲームをやってるならず者とするじゃん(構成作家笑)

もう轢かれちゃえばいいじゃん、そんな奴(笑)「アツアツアツ!」ってやってる奴だよ。で、右の人は親孝行。しかもルールも守ってる人だとするじゃん。その時にコンピュータの判断する基準は何?みたいな。

後で見ると、その親孝行のルールを守ってる人が、わざわざハンドルを切って轢かれるって事だよね。それである程度自己責任があるじゃんかっていう…そいつを助けるためになるわけだよね。

そんなになった時に、「誰のせいなの?これは」って、プログラミングしなきゃいけないじゃん。でもプログラミングする事って、人間の善悪の話とかになってくると思うんだよね。神様目線の事を考えなきゃいけないようになってくると思うんだよ。

あとコンピュータがどれぐらいのセンサーの感度になってるのかなって思うのが、前に来たものがコンビニ袋だから、バサッて轢いても大丈夫なのか、そういう感じの石なのかってのはドンドン判断できるようになってくる。

前にあるのが軽トラなのか、軽トラと同じくらいの大きさの食パンなのかっていう事を(構成作家笑)ちゃんと判断できるようになってくるのかな。なんかさ、新聞の記事とか見てると、オートパイロットってかなり近い将来に出来るみたいな感じで書いてあるんだけど、「本当に?」って思うんだよね。

俺が生きてる間は、いつかは分かんないけど、平均寿命まで生きる間にオートパイロットってのが、本当に世の中に入ってくるなら今みたいな事を、スゲー想像しといたほうがいいと思うけど、まぁ俺の方が間に合わねーんからどうでもいんだけど。

AIが色んなものやってくれるようになってくるとさ、結局みんなに共通の「人とは何か」とかさ、そういう事がないとプログラムが出来ない気がするんだけど、どうなのかね?…やっぱ軽トラぐらいの大きさのパンの話が凄く楽しい(笑)

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