伊集院光、X-ファイルから読み解くアメリカ俳優のギャラ交渉

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伊集院光、X-ファイルから読み解くアメリカ俳優のギャラ交渉ラジオ芸人の小ネタトーク5月2日放送「JUNK伊集院光深夜の馬鹿力」より。

『X-ファイル2016』を先行視聴した伊集院光。全6話の組み立てがメチャクチャだったと明かした。そこでアメリカのギャラ交渉に関する制作側の狙いが見えたと語った。

 

伊集院光:

『X-ファイル2016」のプロモーションみたいなのがあって、それで昔『X-ファイル』が日本に来た時に、紹介してくれたプロモーターの人が「伊集院さん、X-ファイル昔凄くハマっていたから、また久しぶりにやるんで、プロモーションの担当にもなったんで、やりませんか」みたいな、それで『X-ファイル2016』っていうのを先に…全部で6話しかないんだよね。それを先に見せてもらう事になって見たんだけど、もう何て言ったらいいのかな…メチャクチャなんだよ。

一話一話の監督も違えば脚本も違うみたいで、一話一話全く違うっていうか、まず1話は6話と前後編なのね。で、かなり重大な謎を持ったまま2話は普通のX-ファイル的な、世の中に起こる不思議な事をモルダーとスカリーが見に行くみたいな。で、4話もそういう感じで、やっぱり不思議な事が起こりました。で、それをモルダーとスカリーが見に行く。

で、5話が「あぁ~これ完全にスピンオフ狙ってんな」って感じの…モルダーの若い頃みたいなやつと、スカリーの若い頃みたいな男女のペアが出てくる。一人はオカルトをスゲー信じてて、モルダーの噂も知ってて、モルダーに今度起きた変な怪事件に関してアドバイスを仰ぎたいってやつと、もう一人はその相方の若い女の人で、アインシュタインの末裔か何かの科学者で、要するにスカリーと全く同じ立場のやつ。

明らかに、今回X-ファイルを再開するにあたって、恐らくモルダーの役の人も、スカリーの役の人も、アメリカにありがちな「私たちがいないと始まらないとなっちゃうんなら、これぐらいギャラをいただかないと、それは無理です」みたいな(笑)やつが起こってると思うんです。アメリカはパート2、パート3となる度にシビアなギャラ交渉がバンバン挙がってきますから。

その挙句、俺の邪推な考えでは、「あぁどっかでこの二人組みにすり替えようとしてる」と。この2016が当たった暁には、その2016のシーズン2をやらなきゃね。その時に5話に出てきた二人がいると、「あぁ分かりました。5話に出演した二人の視聴率が悪くなかったんで、じゃぁお疲れでした」(笑)って。

その辺は上手く世代交代と、あわよくばスピンオフは狙ってんなって感じなんだけど。

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