11月17日放送「JUNK爆笑問題カーボーイ」より。
伊集院光が企画・編集した番組「伊集院光のテレビ」を太田光が鑑賞し、若手芸人を心理的にいじる演出の見事さを絶賛。伊集院の性悪さ、悪魔も部分が出ていると語った。
太田光:
この間、伊集院光から「伊集院のテレビ」っていう前からやってるDVDも出してるような「今度また出るんです。見てください」って6個くらいもらって見たら面白かったね。やっぱ彼は天才だと思いますよ。豚の割にね。
田中裕二:
豚ではないから。
太田光:
紅の豚以来だと思いますけど。
田中裕二:
紅の豚じゃないですから。
太田光:
例によってオーディションと称して合宿所に集めて、伊集院が意地悪な事するわけですよ。
田中裕二:
はいはい。今までも出してきましたよね。
太田光:
女芸人を「これからレギュラーを決めるオーディションです」って言うんでジャンケンなんですよ。これが面白いとこ。
田中裕二:
ほうほう。
太田光:
5、6人いるわけですよ。ジャンケンやって勝った人は即レギュラー。全員で同時にジャンケン。
田中裕二:
全員で同時にね。
太田光:
全員があいこになったら、全員レギュラーなんですよ。だけどその中で一人だけ違うのを出して勝ったら、その人だけレギュラー。3種類出ちゃったらもう一回ジャンケンなんですよ。「じゃここから2時間あげます」って。
田中裕二:
あーーーーそれは凄いね。
太田光:
女芸人同士が「えーっ」ってなって「2時間あるんで何相談してくれてもいい。2時間後にジャンケンします」っていなくなるわけ。
田中裕二:
はいはい。
太田光:
で、別室でモニターチェックするけど、そこから駆け引きなわけ。
田中裕二:
なるほどね。面白い。
太田光:
その間に伊集院がまた揺さぶりをかけるわけ。「本当は一番いいのは全員がグーを出してレギュラーなんだけど、果たしてテレビ的にそれは面白いのかね?」みたいな事を伊集院が言う。「芸人としてどう?」ってみたいな事を。
田中裕二:
悪魔の囁きね。
太田光:
別室で二人指名して、三人で相談する時間もあるみたいな事を散々やっているわけ。
田中裕二:
もう訳分かんないよね。
太田光:
伊集院って流石だなと思ったのは、ジャンケンひとつでここまで心理的に面白くさせるっていう。今彼は編集からロケハンから全部やってますから。見事です。伊集院の性悪さっていうか悪魔の部分がね、存分に発揮されてまして非常に彼は天才的な演出、プロデューサーですね。
田中裕二:
でも編集までやるって凄いね。
太田光:
何もそこまでやる事はないじゃないかと僕は思いましたけど(一同笑)
田中裕二:
徹底してるんでしょうね。経験もあるし。
太田光:
伊集院テイストは存分に出てますから。
田中裕二:
好きでもあるんだろうけど。
太田光:
でも伊集院じゃないとあの複雑なものはわかりやすくまとめられないと思う。彼はその辺は数学の天才ですから。
田中裕二:
ええ。
太田光:
そういう意味では数学選手権で18位に・・・
田中裕二:
いやいや、数学選手権には出てないでしょ。しかも18位って何だよ(笑)
太田光:
豚って事が引っかかって落ちましたから(一同爆笑)
田中裕二:
じゃあ1位だろうよ!完全に。
太田光:
「動物園のショー行ってください」って言われて泣いてました。可哀想に。あの時は言ってました「ブヒー、ブヒー」って(一同爆笑)
田中裕二:
嘘つけ。