8月18日放送「JUNK爆笑問題カーボーイ」より。
五輪エンブレムの件以来、連日盗用疑惑が出てくるデザイナーの佐野研二郎氏。これを受け、疑惑探しに躍起になっている人達に対し言及。更に現代アートデザインの著作権の曖昧さについて語った。
太田光:
佐野さんもさ、あれみんな見つけすぎなんじゃないの?(一同爆笑)そんな見つける事ないじゃないか。
田中裕二:
凄いよ。
太田光:
みんな見つけるのに必死だろ。
田中裕二:
必死ですよ、みなさん。
太田光:
みんな落ち着こうよ。
田中裕二:
ははははは
太田光:
いーじゃねーか、あんなトートバッグぐらい(スタッフ笑)
田中裕二:
いやいやいや、それは一応ね。
太田光:
ああいうのって商業デザインだから色々問題あるんだけど、そもそも現代アートってああいうもんだったりするんですよね。
田中裕二:
うん
太田光:
だから結構あるんじゃねーの?って思うんだよね。
田中裕二:
どうなんだろうね。要は使い方とかにもよると思うんですよね。
太田光:
あんなの、フリーのさ、よく分かんないとこから持ってきてんだろ?
田中裕二:
そう、多分・・・
太田光:
例えば写真をコラージュした時とかさ、写真の中に看板が写ってたら、それはその人のデザインでしょ?でも、それはどうなのかね。
田中裕二:
その写真の作品って事ね。
太田光:
トートバッグは結局そこに街にあるものを入れるっていうコンセプトで、別物だと考えてるのかな。俺は別にいいとは思わないけどね。
田中裕二:
そういうものなのかなっていう事ね。
太田光:
とも思うし。分かんない。
田中裕二:
確かに、写真で街の看板とかよくある。それをプリントしたTシャツなんかがあるとすると、その場合ってどういう扱いなのかって。
太田光:
だから現代アートって嫌いなんだよ。
田中裕二:
いやいや、だからとか個人的に好き嫌いあってもいいけど。
太田光:
カメラマンだって写真だって街の風景を自分の作品って言うけど、その中にいっぱい実は他の人のデザインが入ってんだよ。
田中裕二:
それはまぁ写真だから多分分かってるのがあって、
太田光:
そのへんの線引きが難しいだよ。
田中裕二:
難しいけど、恐らく何佐野さんは今回の事がなければ何の話もなかったのと、今回は「佐野研二郎デザインオリジナル」みたいな銘打ってたから・・・
太田光:
で、オリジナルになっちゃうんだよ。現代アートになると。
田中裕二:
更に佐野さんが知らないところでアシスタントがどっかからコピーしてきたみたいな・・・
太田光:
それもそういうものなのかも知らないじゃん。業界なんてさ。あそこまで行く人はさ。
田中裕二:
他はどうなんだろうね。
太田光:
そんな事いったら秋元康なんかどうなのかなって思うけどね。
田中裕二:
どういう事ですか?
太田光:
いや・・・よく分かんないけど(一同爆笑)
田中裕二:
意味分かんない。秋元康は別に何もパクってないでしょ。
太田光:
あんなに作れるかって俺は思ってんだけどね(笑)
田中裕二:
それは作ってるよ。あの人は作詞家として。